裏窓殺人事件、一の悲劇

「裏窓殺人事件」(今邑彩

「一の悲劇」(法月倫太郎)

今季、面白いのは、「アスコーマーチ」かしら。主人公以外の人間が、全部、いわくつきなのが良いわね。貧乏とか、母が病気とか、精神的な病気とか。それに、主人公以外が全部悪役なものいいわ。第一週では、数分間しか登場しなかった、お坊ちゃんたちが、印象的だったわ。主人公の友達の弟たちにむかって、「こんな貧乏な生活、つらくはない?」なんて、辛辣な言葉を浴びせて。今週も、嘘つき少女が印象的だったし。

それから、今週面白かった推理ドラマは、西村京太郎かしら? まず、貴島社長がいるの。三重で広大な土地をショッピングセンター用に買い占めたの。でも、そこには文化財が眠っているの。で、話は飛んで、東京。駅で絵馬を拾ったと言う女がいるの。しばらくして、男が落としたと言うの。中に何かを隠して渡したらしい。でも、男は、貴島社長から横領で訴えられていたの。女は、父が、貴島社長の部下に殺されたらしい。父は文化財保護論者。それで殺された。文化財を発掘するには年に数億もかかるから。そうこうしていると、大同建設の社長が殺されるの。その時間、ブローカー二人にはアリバイあり。しかし、一人は騒ぎを起こしているが、もう一人は不明。ブローカーは貴島社長の部下でもあるのね。
で、これのなぞ解きは、途中の接近している駅で、歩いて戻ったというもの。そして、貴島社長が殺される。どこか辺鄙な場所。で、なぞ解き。殺害現場は家の中。ブローカー二人が、殺して移動した。そして、二人に命令したのが、貴島社長の妻と、その下で働いていた元刑事の男。二人は愛人関係。莫大な遺産が目的。善人二人が犯人。意外で面白かったわ。
追伸2.今週も叫ぶわよ。乙に会いたいーー。