必然という名の偶然

「必然という名の偶然」より。(西澤保彦
エスケープ・ブライダル」
倉橋は逃げられ癖がある。恭子は別の男にさらわれた。次の初美は結婚式の最中にさらわれた。純代は、結婚式できえた。そして好きな男を刺して、自分は首吊り。遺書があった。所で、殺された宏平には由衣という恋人がいた。彼女は、倉橋が二人を殺したと思い込んでいる。今回、大富豪のヒロエは言う。「私は由衣に相談を受けたの」。で、倉橋と由衣の結婚式。
俺は、不審な女を見かけた。野球帽に手袋。花嫁を誘拐する気だ。俺をそいつを控室にひっぱりこみ、スタンガンを。ここで、友達全員が入ってきた。「やっぱり、8年前の犯人はあなただったのね。スタンガンを持っているのが証拠よ」
なぞ解き。8年前、俺とオヤカタは賭けをした。倉橋はまた逃げられると。その賭け金が馬鹿にならない額。それで誘拐して殺した。今回の結婚式は、大富豪のヒロエの仕込み。

「必然という名の偶然」
昔の卒業写真集をみて、友達が、その中の三人が殺されている。いずれも同じ名前、次はお前だ、と注意してくれる。しかし、その日、殺人を犯したのは、その友達で、ころされたのは、偶然にも、同じ名前の女性。ちょっとホラーっぽくて面白かったわ。
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