賢者の贈り物

「賢者の贈り物」(石持浅海)より「泡となって消える前に」
お見合いを勧められている男がいるの。彼はつきあっているようないないような女のこがいるの。でも、これが、無口で自分の事は全然喋らないから、今一進展がない。その子よりは、学生時代に沖縄に行った時に、だまってビールをさし出してくれた民宿の小学生の方が、まだ気にいったの。
で、お見合いをするとなると、相手は探偵を雇って素行調査をするだろうから、今の彼女とは別れなきゃいけないの。でも、無口な子は好きだから、別れられない。で、居酒屋で同僚と飲みながら、なぜ、その無口が子が気になるんだろうか、と推理しているうちに、その子が、昔、沖縄であった、民宿の小学生なんじゃないか、と気がつくの。それで、決心するの。まあ、これは、ちょっとネタがなくて苦労したかな?
ちょと詳しく説明すると、僕は、その子の私生活を知りたいんだけど、話してくれないから、同僚と推理するの。で、まず彼女が風俗関係の仕事をしているのでは? と推理。でも、夜電話しても家にいるから、それはない。それに、彼女は僕と関係を盛った時に、バージンだった。遊んでもいない。で、ふとしたことで、その子が沖縄で会った子だと気がつくの。ま、それだけ。