神様ゲーム、オサキ江戸へ

神様ゲーム」(麻耶雄嵩
これは、神様が犯人を指すという設定。神様を信じていないとダメ。
猫の手足が切られていた。犯人は秋谷甲斐。
次、秀樹が死んでいた。密室になった裏庭の井戸の中。
僕は、犯人に天誅を与えてくれないか、と神様(鈴木君)に言う。彼はOKという。そして、ミチルの頭に時計が落ちて、ミチルが死んだ。その日、ミチルは学校を休んでいた。井戸に突き落としたに違いない。でも、なぜ?
神様の見解。山添とミチルはHをしていた。それを秀樹に見られた。
しかし、共犯者がいる。裏庭は密室。鍵がかけられた。
最初、別のところで、山添が首を絞めた。でも死ななかったので、ミチルが井戸のそばの沼に突き落とした? その後、ミチルに秀樹のTシャツを着せて井戸の中へ。僕らが驚いて、逃げ出したすきに、山添は逃げた。ミチルの着ていたTシャツを秀樹に着せて、井戸の中に沈めた人がいる。それが共犯者だ。それは、大人?
あの時、刑事を呼んだ。僕の父。父が中から掛け金をかけて、秀樹を沈めて、戸の裏側に隠れていて、逃げて、あたかも、後から来たように見せかけた?
でも、神様は別人を刺した。誰? どうして?

「オサキ江戸へ」(高橋由太)
オサキシリーズの最初のです。「このミス」で大賞をとったのだとか。でも、後から書いたのに比べると、焦点がぼけていて、今一だったわね。
筋。狐の妖怪のオサキを飼っている周吉、オサキもちという。本所朱引き通りで質屋(古道具やでもある)の手代をしている。
彼は三瀬村からやってきた。山の中で妖狐と戦って勝った。深川の富岡八幡宮神隠し(鬼隠し)が横行していて、祭りでも、子供が出てこない。
そんな中、店の一人娘のお琴がいなくなる。周吉は、店の外にいた襲撃男と戦う。蜘蛛の助が助けてくれる。
お琴は、鬼寺に閉じ込められていた。
ちょっと、あちこち話がとんで、今一だったけど、漢字がすくなくてよかったわ。