殺人の門

「殺人の門」(東野圭吾
詐欺の手口を並べるだけ並べたような作品でしたねえ。とりたてて殺人事件はおこらないかな。毒薬をもっているので、すぐに殺せるのに、殺さないんですねえ。いじめられたり、だまされたり、色々するのにね。そこがちょっと。あ、でも、最初に、祖父が死ぬんだけど、それが、最後に、毒物ではないかとわかるの。でも、それも疑問のままで。
まあ、東野圭吾にしては、だらだらと山のない作品だったわね。

筋。主人公の少年は、裕福な医者の家に育った。小さいころ、祖母の世話で、トミという若い女性が来ていた。彼女は、税理士や、父と浮気をしていた。
主人公は、祖母から金をもらっては、倉持と賭け5目に通っていた。それは、3回勝てば1000円もらえるというもの。ただし、最初に200円払う。しかし、倉持ともども、1回は勝てるのだが、最後には負けてしまうのだ。かなりの出費。そうこうするうちに、祖母が亡くなり、主人公の家の誰かが、毒で殺したと噂になり、医者のお客は激減し、両親が離婚。
そのうち、父が、ホステスの志摩子に入れあげ、借金までするようになる。それで、広い土地を売り、アパート経営に乗り出す。
だが、志摩子の男と三角関係になり、父は男に刺され、手が使えなくなってしまう。
一方、主人公は、中学校で、いじめにあう。父の医学用の引き出しから毒薬を持ち出していた主人公は、それで、友達を殺そうとするが、勇気がなくて、できない。
そうこうしていると、不幸の手紙というものが来る。でも、和幸という字が辛いという字と間違っている。誰かが、リストに加えるときに、間違えたらしい。のちに、年賀状が来て、倉持が間違えたのだとわかる。
そうこうすると、好きな子ができる。しかし、倉持に紹介したとたんに彼にさらわれる。そして、後日、彼女が妊娠して、屋上から飛び降りたと聞く。相手は倉持に違いない。
で、彼を殺そうとするのだが、彼は、女の方から誘ったのだの、あの女はだれにでもやらせていたのだという。ついには、誰の子かわからないと言って、はぐらかす。この時も殺せない。
さて、そのうち、ある会社に就職する。そのとき、倉持から電話がかかってくる。ネズミ講をもちかけられる。しかし、数か月後、その会社に捜査が入り、同じ会社から、逮捕者がでて、会社を辞めざるを得なくなく。この時も殺せない。
この時、ネズミ講は、宝石を扱っていた。で、この時の倉持と主人公の立場は、セールスの時の桜。
さて、何年後か、また、倉持から電話がかかってきた。で、一緒に金の詐欺の販売を始める。「来年から、ある程度貯金を持っていると、年金をカットされる」と老人に行って、宝石を売る。しかし、現物を渡さないで、預かり所を渡す。危ないと噂になって、解約を求めても、のらりくらりとはぐらかして、そのうち倒産してしまうというもの。
その、だまされた中の何人かが自殺して主人公は逃げる。しかし、刑事が来る。
会社の印は押さずに、主人公の印を押して、金を受け取ったやつがいると聞かされる。300万。それは倉持だとわかる。が、殺せない。
そのうち、倉持が女と結婚する。なぜかというと、女の親族が、解約できて、300万が戻ってきたから。主人公は、例の300万だとわかるが、殺せない。
そうこうしていると、倉持から女を紹介される。で、気に入って結婚。しかし、この女がすごい浪費癖があって、街金から限度額いっぱい借りて浪費をするので、離婚を決意。
しかし、そのとき、家具やに来た女に誘惑されて、浮気してしまう。だが、その女が、妻に浮気写真を渡したので、裁判には負け、妻の借りた数百万の借金(保証人にされていたので)と、毎月の生活費を払う羽目になってしまう。
しかし、疑問を感じて、その女を尾行し、アパートのメイルを盗んで調べると、妻や倉持の友人であると判明。
この時は、三人を殺そうと思うが、気が弱くてできない。つまり、最後まで殺人の門をくぐれなかったという話。

今週の「モンスター」
平塚が5円玉を拾おうとしていると、男Aとぶつかる。Aはその近くのビルの中の出版社で、編集者Bの死体を見たばかり。中は散らかっていた。Åは代議士。昔の裏金の件で、ゆすられていた。
ぶつかった後、Aの携帯が鳴る。恋人の弁護士Cからだった。二人は、Bの死んでいる部屋に行く。中は真っ暗。警察へ電話。
警察が来たのが7時。鉢が落ちている。木の枝が重力に逆らって上を向いている。実験したところ、それが、そうなるのに2時間。よって死亡推定時刻は、4時から5時。
さらに管理人の話。5時ころ、女の争う声がした。女が出ていったとき、ドボルザークの新世界の音がした。携帯の音。死体の脇に、Aの光るキーホルダーが落ちていた。
平塚は現場を調べる。すると、金庫の中に、恋人Cとの記事が一杯。それで、平塚は推理。犯人は金庫の中に、わざと二人の記事を入れて、金庫の鍵をかけ、それをBの机の引き出しに戻した人。つまり、Bの机の引き出しに鍵があると、知っている人。
さて、平塚は、そのとき、勝手に証拠のキーを持ち出したと見せた。しかし、C弁護士は驚かなかった。つまり、それが偽物だと見抜いた。つまり金庫鍵を知っていた。以上のことから、(平塚が、5円玉を拾うのを最初から見ていたことなど)、真犯人はC弁護士と推理。
さて、もう一人、怪しい女がいる。現場の編集者に勤めていたD女子。
C弁護士は、管理人を呼んで、彼が見たのは、D女子だと証言させる。誘導で。でも、検察は、D女子が、死亡すいて時刻に不倫相手と一緒にいた、さらに、金を使い込んでいたのでアリバイが不確かだったと反論。これによって、管理人の証言は嘘と断定される。
しかし、これが、C弁護士の策略。もし、管理人の言ったことが、本当だと印象づけられると、彼の言った、ドボルザークの携帯の音が重みをもつ。それを使っているのは、AとC弁護士だから。
それで、平塚は、C弁護士を呼んで、罠にはめる。
平塚は、現場を暗くして、C弁護士を中に入れる。すると、Aの蛍光ストラップが青く光っている。しかし、発見時、そんな光はなかった。つまり、そのストラップは、跡からC弁護士が、Åに嫌疑をかけるために、置いた。されに、金庫の中の資料。赤くマークのついた事件を調べた。C弁護士が勝ったものばかり。でも、その証人に聞くと、皆、金をもらって偽証した者ばかりだった。それが、このレコーダーに録音してあります、という。
つまり、BはC弁護士をゆすっていたのです、と。そこで、C弁護士は、白状する。しかし、その録音テープは嘘。一日で証人全員を調べることなど無理だった。

追伸。さて選挙ですねえ。私は民主党支持なの。だって、自民党に戻ったら、またダムはガンガン作るし、原発もガンガン作るしで、全国の自然が壊されてしまうもの。それに、どこが福島になるか、こわいもの。断然、民主党。民主だって、やることはやってきたのよ。年金だって、一生懸命やっているし、介護にだって補助金をだしているし。これが自民にもどったら、介護の人の給料だって、ダンと削られてしまうわ。口ではうまいことをいっているけど、そこを考えてほしいわね。それから、橋本ももっと嫌いになったわ。だって、石原のいうとおりだもの。原発も推進よ。考えられないわ。




「殺人の門」(東野圭吾
詐欺の手口を並べるだけ並べたような作品でしたねえ。とりたてて殺人事件はおこらないかな。毒薬をもっているので、すぐに殺せるのに、殺さないんですねえ。いじめられたり、だまされたり、色々するのにね。そこがちょっと。あ、でも、最初に、祖父が死ぬんだけど、それが、最後に、毒物ではないかとわかるの。でも、それも疑問のままで。
まあ、東野圭吾にしては、だらだらと山のない作品だったわね。

筋。主人公の少年は、裕福な医者の家に育った。小さいころ、祖母の世話で、トミという若い女性が来ていた。彼女は、税理士や、父と浮気をしていた。
主人公は、祖母から金をもらっては、倉持と賭け5目に通っていた。それは、3回勝てば1000円もらえるというもの。ただし、最初に200円払う。しかし、倉持ともども、1回は勝てるのだが、最後には負けてしまうのだ。かなりの出費。そうこうするうちに、祖母が亡くなり、主人公の家の誰かが、毒で殺したと噂になり、医者のお客は激減し、両親が離婚。
そのうち、父が、ホステスの志摩子に入れあげ、借金までするようになる。それで、広い土地を売り、アパート経営に乗り出す。
だが、志摩子の男と三角関係になり、父は男に刺され、手が使えなくなってしまう。
一方、主人公は、中学校で、いじめにあう。父の医学用の引き出しから毒薬を持ち出していた主人公は、それで、友達を殺そうとするが、勇気がなくて、できない。
そうこうしていると、不幸の手紙というものが来る。でも、和幸という字が辛いという字と間違っている。誰かが、リストに加えるときに、間違えたらしい。のちに、年賀状が来て、倉持が間違えたのだとわかる。
そうこうすると、好きな子ができる。しかし、倉持に紹介したとたんに彼にさらわれる。そして、後日、彼女が妊娠して、屋上から飛び降りたと聞く。相手は倉持に違いない。
で、彼を殺そうとするのだが、彼は、女の方から誘ったのだの、あの女はだれにでもやらせていたのだという。ついには、誰の子かわからないと言って、はぐらかす。この時も殺せない。
さて、そのうち、ある会社に就職する。そのとき、倉持から電話がかかってくる。ネズミ講をもちかけられる。しかし、数か月後、その会社に捜査が入り、同じ会社から、逮捕者がでて、会社を辞めざるを得なくなく。この時も殺せない。
この時、ネズミ講は、宝石を扱っていた。で、この時の倉持と主人公の立場は、セールスの時の桜。
さて、何年後か、また、倉持から電話がかかってきた。で、一緒に金の詐欺の販売を始める。「来年から、ある程度貯金を持っていると、年金をカットされる」と老人に行って、宝石を売る。しかし、現物を渡さないで、預かり所を渡す。危ないと噂になって、解約を求めても、のらりくらりとはぐらかして、そのうち倒産してしまうというもの。
その、だまされた中の何人かが自殺して主人公は逃げる。しかし、刑事が来る。
会社の印は押さずに、主人公の印を押して、金を受け取ったやつがいると聞かされる。300万。それは倉持だとわかる。が、殺せない。
そのうち、倉持が女と結婚する。なぜかというと、女の親族が、解約できて、300万が戻ってきたから。主人公は、例の300万だとわかるが、殺せない。
そうこうしていると、倉持から女を紹介される。で、気に入って結婚。しかし、この女がすごい浪費癖があって、街金から限度額いっぱい借りて浪費をするので、離婚を決意。
しかし、そのとき、家具やに来た女に誘惑されて、浮気してしまう。だが、その女が、妻に浮気写真を渡したので、裁判には負け、妻の借りた数百万の借金(保証人にされていたので)と、毎月の生活費を払う羽目になってしまう。
しかし、疑問を感じて、その女を尾行し、アパートのメイルを盗んで調べると、妻や倉持の友人であると判明。
この時は、三人を殺そうと思うが、気が弱くてできない。つまり、最後まで殺人の門をくぐれなかったという話。

今週の「モンスター」
平塚が5円玉を拾おうとしていると、男Aとぶつかる。Aはその近くのビルの中の出版社で、編集者Bの死体を見たばかり。中は散らかっていた。Åは代議士。昔の裏金の件で、ゆすられていた。
ぶつかった後、Aの携帯が鳴る。恋人の弁護士Cからだった。二人は、Bの死んでいる部屋に行く。中は真っ暗。警察へ電話。
警察が来たのが7時。鉢が落ちている。木の枝が重力に逆らって上を向いている。実験したところ、それが、そうなるのに2時間。よって死亡推定時刻は、4時から5時。
さらに管理人の話。5時ころ、女の争う声がした。女が出ていったとき、ドボルザークの新世界の音がした。携帯の音。死体の脇に、Aの光るキーホルダーが落ちていた。
平塚は現場を調べる。すると、金庫の中に、恋人Cとの記事が一杯。それで、平塚は推理。犯人は金庫の中に、わざと二人の記事を入れて、金庫の鍵をかけ、それをBの机の引き出しに戻した人。つまり、Bの机の引き出しに鍵があると、知っている人。
さて、平塚は、そのとき、勝手に証拠のキーを持ち出したと見せた。しかし、C弁護士は驚かなかった。つまり、それが偽物だと見抜いた。つまり金庫鍵を知っていた。以上のことから、(平塚が、5円玉を拾うのを最初から見ていたことなど)、真犯人はC弁護士と推理。
さて、もう一人、怪しい女がいる。現場の編集者に勤めていたD女子。
C弁護士は、管理人を呼んで、彼が見たのは、D女子だと証言させる。誘導で。でも、検察は、D女子が、死亡すいて時刻に不倫相手と一緒にいた、さらに、金を使い込んでいたのでアリバイが不確かだったと反論。これによって、管理人の証言は嘘と断定される。
しかし、これが、C弁護士の策略。もし、管理人の言ったことが、本当だと印象づけられると、彼の言った、ドボルザークの携帯の音が重みをもつ。それを使っているのは、AとC弁護士だから。
それで、平塚は、C弁護士を呼んで、罠にはめる。
平塚は、現場を暗くして、C弁護士を中に入れる。すると、Aの蛍光ストラップが青く光っている。しかし、発見時、そんな光はなかった。つまり、そのストラップは、跡からC弁護士が、Åに嫌疑をかけるために、置いた。されに、金庫の中の資料。赤くマークのついた事件を調べた。C弁護士が勝ったものばかり。でも、その証人に聞くと、皆、金をもらって偽証した者ばかりだった。それが、このレコーダーに録音してあります、という。
つまり、BはC弁護士をゆすっていたのです、と。そこで、C弁護士は、白状する。しかし、その録音テープは嘘。一日で証人全員を調べることなど無理だった。

追伸。さて選挙ですねえ。私は民主党支持なの。だって、自民党に戻ったら、またダムはガンガン作るし、原発もガンガン作るしで、全国の自然が壊されてしまうもの。それに、どこが福島になるか、こわいもの。断然、民主党。民主だって、やることはやってきたのよ。年金だって、一生懸命やっているし、介護にだって補助金をだしているし。これが自民にもどったら、介護の人の給料だって、ダンと削られてしまうわ。口ではうまいことをいっているけど、そこを考えてほしいわね。それから、橋本ももっと嫌いになったわ。だって、石原のいうとおりだもの。原発も推進よ。考えられないわ。