蛍の行方。お鳥見女房2

「蛍の行方。お鳥見女房2」諸田玲子
作ったちまきが盗まれる。どうも近所に放浪している悪がきがいるらしく、そいつの仕業か。
君江は隼人が好きである。菊見に誘われた。「源太夫の子供も連れて行きます」と言ってしまった。菊見の日、君江は、ある茶屋で、隼人と待ち合わせをしていた。すると、目つきのよくない浪人たちが来て、「与助をだせ」とわめきだした。すると、そこで働いていた娘が、「与助は宗右衛門店にいます。ここには来てはならぬと伝えて」と涙を流して頼んだ。
君江は仕方なく、宗衛門店を探す。ようやく見つけると、そこには出産しかかっている女がいて、強制的に手伝わさせる。ようやくお産が終わって、与助に感謝されて帰ると、隼人は、何もなかったかのように、源太夫の子供たちと菊見をしていた。


今週面白かったドラマは、堂場舜一の奴。ツル太郎が鬼塚元刑事で出演。
ツル太郎は、善人キャラだから、犯人だったけど、驚きだったわ。善人キャラが犯人と驚くわね。
ストーリーは複雑。10年前、4人の女性が殺された。いずれも同じ丸のマークのナイフで、首を刺されていた。これは死後の工作。死因はそれぞれ別。さらに4つの重要事件が起こっていた。二つめは、女性が覚せい剤男に、胸を刺されて死亡。三つ目は、政治家が、ライバルを殺したと目された事件。あと一つは忘れた。これらの犯人をABCDとする。Bだけは解決。犯人は10年刑務所に入っていて、でたばかり。
で、今回、4人の男が殺された。それぞれに殺し方は違うが、10年前と同じ、丸のついたナイフで首を刺していた。こちらの被害者をEFGHとする。二番目の犯人、BはFと同じ。
でもって、被害者Eの部屋に、10年前の4人の殺された生写真があった。初動捜査の後に発見されたので、警察の誰かが置いたとも思われたが、Eが10年前の犯人であるとの可能性もある。で、捜査に入る。
すると、どうも、自分たちの先を、刑事と名乗る男が捜査している様子。そいつは、警察しか知らない情報をよく知っている。10年前の被害者全員の住所とか、名前とか。それで、10年前に警察にいた人間と推理。今いるかは不明。どうも課長かもしれない。ある一軒で、課長の名刺を出している。すると、今回、殺したのは課長か?
で、細かいことは、面倒臭いくらい入り組んでいるので、省くが、どうも、犯人は、10年前、未解決だった事件を独自に調べて、犯人を殺しているとわかった。
まずは、10年前、Eに殺された女性の事件。この犯人Eを殺した。次は、10年前4人を連続殺害した犯人は覚せい剤販売のFと判明。そしてFを殺害。それから、10年前、ライバルの政治家を殺したのはGとほぼ判明。それで、Gを殺した。そういうことで、今回の、新たな被害者の家族に、その刑事と思われる顔写真を見せる。それは、警察のライフルクラブの集合写真で、課長もいるが、鬼塚元刑事もいる。すると、全員の家族が、鬼塚を刺す。それで、鬼塚を追う。最後は、ライバルの政治家を殺した秘書の親玉、政治家を狙うが、捕まえる。複雑だったけど、鶴太郎が犯人だったことだけで、十分新鮮だったわね。