危険な斜面

「危険な斜面」松本清
1. 危険な斜面
有名な企業の課長のAは芝居見物で、会長の愛人をやっている昔の恋人B子と再会する。B子を利用して、のし上がろうとするAは、B子と関係を持ち、昇進の口を聴かせ、昇進する。
そのうちB子が妊娠し、会長の愛人を辞め、結婚してくれと迫ってくる。それで、殺す決心をする。で、九州に読んで、殺して、埋める。それが2月。しhかし、台風で土砂が崩れ、死体が発見される。持ち物からB子と判明。死亡推定時間は3月と出る。
B子は一軒屋に住んでいた。御手伝いさんはいるが、Aは電話を掛けたことはなく、会うのはいつでもホテルだったので、ばれることはないと考えた。
ここにCが登場する。CもBこの愛人だった。一度、B子がセックスの最中に、Dさんと呼んだのを思い出した。それで、B子の会社に電話して、人事の人間を呼び出してもらって、Dという男を探してもらう。しかしいない。それで養子にいったのだと推理。旧姓がDだと言って探してもらうといる。
それで、Aへ手紙を書く。「私は決定的な証拠を握っている。それを20万で売る。X月X日に、Xへ来い。」Aは行く。そこで刑事に逮捕される。

2. 二階
幸子の夫は結核。家で介抱する。御手伝いを雇う。二人の間が怪しい。で、お手伝いを解雇すると通知。でも、一日猶予をくれという。一日後、夫とお手伝いは心中していた。昔の恋人だった。あまり面白くない。

3、巻頭句の女。
俳句をやっているAの所へ、結核病棟のBが投稿してくる。すばらしい。しhかし、急にこなくなる。行く。Cに引き取られた。行き先を聞いていく。すでに死んでいた。あまりにも急。周囲を聞いて調べる。疎な綱食事で、死期を早めたようだ。
死んだ日、医者の車が二回来た。医者も近くではなく、遠くの医者。
Cの実家に行ってみる。妻も同じ日に死んでいた。今は、保険金で不自由なく生活。それで推理。
妻を殺した。Bも死なせた。遠くの医者に死亡診断を書かせた。妻の分は、金で嘘を書かせた。一つの棺に二人を入れて、焼いた。警察に知らせた。嘘が暴かれた。

3. 失敗
刑事が、犯人の夫をかばう妻に同情する話。あまり面白くない。
4. 拐帯行
200万を横領して、死出の旅に出た男女。途中で、幸せそうな老夫婦を見て、出頭。しかしh、その老夫婦は、600万を横領して、死出の旅に出ていた。