水の中の犬

「水の中の犬」木内一裕
三つの話がある。連続している。
しゅやくは、田島玲子という女に頼まれる。Aと付き合っている。Aの弟Bに乱暴され、きわどい写真を撮られ、それで、セックスを強要されている。Bを殺して。
Bを捕まえる。(これだけのことに、かなり遠回りをしている。途中で、Bのとりまきのやくざに、かなり痛めつけられる。これが長い。安易なページ稼ぎ)。いためつけて、田島の写真を吐き出させる。田島に近づくと殺すぞと脅す。するという。実は、兄に頼まれた。兄は、結婚している。田島とは遊び。でも、田島が妊娠して、結婚を迫ったので、弟に手を引かせようと頼んだ。
それを田島に言う。

1. 田島玲子が、Aを銃で、殺した。だが、Aは笹川の息子だった。笹川はやくざの大物。笹川の息子の嫁は、それを聞いて、流産した。笹川は、田島玲子を殺してくれと、主役に頼む。人質として、主役の娘を預かっている。だが、田島は、接見室で、弁護士に変装してきた殺し屋の揚に殺されてしまう。主役は、この先、揚を追う。
感想。主語が、探偵で、始まる。気取りすぎていて、寒い。筋はつまらない。