腕貫探偵

今週面白かったのは、「身代金」BSドラマ。
一台でのし上がったA。息子が誘拐される。身代金は、200万ドル。FBIに知らせる。
犯人は、あちこち引きずる回す。プールに飛び込んで鍵を拾ったとき、服についているマイクがダメになる。ボストンを入れ替えさせられたとき、GPS装置が無駄になる。
深夜、廃工場、犯人の男が現れる。しかし、FBIのヘリが現れ、逮捕しようとする(これはないよな。少なくとも、アジトまでは潜入捜査していかないと)。撃ちあいになり、犯人を殺してしまう。
二回目の要求がくる。車で移動中、Aのこころが変わる。
Aは犯人の首に200万ドルの懸賞金をかける。犯人に身代金は払わない。これには、周囲は猛反対。しかしh、それが正しいと信じるAは、懸賞金を二倍にする。
ちなみに犯人は刑事。(主犯)部下は三人。部下たちは、子供を埋めようとするが、主犯が辞めさせる。
(さて、こうなった場合、必ず仲間割れが怒るよな。藁の楯もそうだったけど、まず、仲間が主犯を裏切ると思うんだけど、ここでは、そうはならない)
仲間は、逃げようとする。それを主犯が撃つ。で、後ろから、仲間の女に撃たれる。でも、主犯は死なない。女を殺して、子供のそばへ。本部へ通報。これで主犯はヒーローに。
で、懸賞金をもらいに来た日。子供が主犯の声を聴いて、おしっこを漏らす。で、父も、それが主犯だと察知。銀行に行かないと金は送金できないという。で、二人で銀行に向かう。
途中、「主犯と一緒か?」という呼びかけに、「そう」という。で、銀行から出た後、撃ちあい。主犯を撃つ。
感想。面白かったわ。最後まで飽きさせないで。

「腕貫探偵」(西沢保彦)
20万部突破だそうで。確かに面白い。それに、本当にこの人は天才だと思うわ。推理が飛んでいるんだけど、あっと、驚くのよね。
1. 腕貫探偵登場・
腕貫とは、昔、市役所の職員がしていた腕章の長いような物。毎日、病院脇に出張して、疑問に答えてくれるの。
一つ目の疑問は、純也のもの。
純やは、友達の良太郎にTシャツをあげた。そのTシャツを着た男が、バス亭で死んでいた。まだ、ケータイの普及していない頃。で、かなり遠くまで走って、電話ボックスで警察へ通報した。
戻ってくると、死体がなくなっていた。戻ってくる途中、すごいスピードの車とすれ違った。マンションへ帰る。隣の良太郎の部屋。玄関に靴がのぞいていて、死んでいた。どういうことだ?良太郎だった。
それを腕貫探偵に相談した。探偵は質問。「生きている間に、何か話していなかったか?」
純やは思い出した。「歯の治療をしている」
でも、変。良太郎はとても困っていた。バイトも親からの仕送りもない。趣味の悪いTシャツをもらった。腕貫探偵が言う。「歯医者を調べてください」
刑事に話して良太郎の部屋を探す。歯医者の診察券がない。保険証もない。変。
純也の推理。良太郎がパトロンがいる、と言ったことがある。その女の兄か何かの保険証で、歯医者に通っていたのではないか。しhかし、良太郎が突然死。良太郎の部屋にパトロンの兄の名前の診察券と保険証がある。それは困る。で盗んだのではないか。
市内の歯医者に、良太郎と同じ歯型があった。パトロンの兄の名前だった。

2. 恋よりほかに死するものなし。
主役の母が再婚しようとしている。でも、再婚を発表してから、変。ストレスと感じているよう。それは、自分の卒業アルバムを発見してから。
昔好きだった人がいた。その人が、遠くに下宿。手紙を何回も出した。返事がない。そのうち、下宿の娘と結婚した。
最近、一年ほど前、再会、付き合い始まる。再婚決意。
所が、大学の卒業写真集を見て、落ち込む。腕貫探偵が言う。そこに秘密がある。
主役は調べてみる。卒業は、下宿の娘と一緒。
好きになった相手に文句を言った。「手紙を出したのに返事をくれない」すると、相手は言った。「どうも下宿の娘が隠していたようだ」
でも、卒業までの4年間、主役のははは、下宿の娘と同じ大学。そこは、全寮制。つまり、下宿の娘は寮。手紙を隠せるはずがない。
一年前、再会し太時に、相手は言った。「妻はもうずいぶん前に亡くなった」ところが、卒業生名簿を見たら、一年前に死亡。つまり、再会した時にはまだ生きていた。つまり、相手は、際限なく嘘つき。それで悩んでいた。
3. ばかしあい、愛し合い。
門叶は、宝石の販売員。会員の中に、ひとめぼれをした女がいる。ほのかという。結婚の約束をしてから、言う。「浮気をしたら承知しないから」。ほのかのマンションへ行く。シェアしている子がいる。かわいい。浮気をする。ほのかはよく実家へ行く。ある日、街で、シェアしている子を見かける。ほのかとできると思い、マンションへ。声だけで、通してくれと言うが、ダメだった。に三日後、警察が来た。ほのかと話した時間のほのかのアリバイを聞かれた。話したと言った。「ものまねがうまいという話ですがね」と言われた。
その後、ほのかが警察で何日か尋問。釈放されたが会えなくなった。
腕貫探偵の推理。アリバイがミソですね。
主役の推理。シェアしている子は、実は、引合された子ではない。そのこは美人。浮気するかどうか、試されたのだ。で、問題の日、実は、ほのかは、実家でなく、SMのバイト。バイト先で、殺人を犯してしまう。本当にシェアしている子にアリバイを頼んだ。で、ちょうどよく主役から通話。物まねがうまいので、ほのかの真似をした。

4. 喪失の扉
主役の寿憲は押し入れの奥の袋に、古い学生証が入っているのを発見。15年前の者。その当時、大学の二年生の全員のもの。履修届もある。主役が事務員をしていた。娘がある男と付き合った。不良っぽくて、両親は大反対。男がいなくなって、うやむやになった。
で、押し入れの中に、学生証と履修届があるのを腕貫探偵に話してみた。腕貫が言う。「一枚足りないんですね。XX雄のが。そうだ。その人が死んで、新しい学生証を受け取れなかったからじゃないですか」
それで思い出す。自分が、その男を川へ突き落としたのを。でも、どこかで這い上がったと思っていた。でも、心配だったので、一年後、不要になった学生証を回収したのを盗んだのだ。

5、全て一人で死ぬ女
A刑事は、Bレストランで、C女(作家、有名)が、食べようとして、席に着くが、バッグと紙袋をごそごそして、食べないで出て行ったのを目撃。その後、C女が公園のレストランで、殴られて死亡している。
レストランで聞き込み。D宝石店で買い物をしたと判明。D宝石店の女。知らないの一点ばり。
腕貫探偵の推理。バッグと紙袋をごそごそやっていたのは、財布がなかったため。D宝石店で、すり替えられたのだ。犯人はD宝石店の女、という。
で、D宝石店の女を追及。吐く。D宝石店の女は、C女の大ファン。後で、本にサインが欲しかったので、紙袋をすり替えた。C女は、紙袋に財布を入れる癖がある。すり替えた紙袋に電話番号を書いた紙を入れて、会った。そのとき、金を盗むつもりだっただろうと言われて、殴って、殺した。

5. スクランブルカンパニー
ニソウとメトベは鬼畜兄弟と言われるほど女癖が悪い。で、合コンで女をひっかけたときは、相棒の部屋へ行く。鍵のありかはわかっている。そこで殺人が。面白いから読んで。