福家警部補の再訪

「福家警部補の再訪」大倉崇弘
コロンボ」形式ね。犯人はわかっているの。それを、どうやって、アリバイなどを突き崩すかの勝負。「福家警部補の挨拶」からのファンなの。最初の落語にこだわった三作から比べると、ずいぶんわかりやすくなったわ。最初のは、本当、地味でわかり憎かったもの。
1・マックス号事件。
犯人が被害者のAを船の中で殺すの。そのとき、血に交じって何か赤い者が落ちているの。でも、焦っているので、そのときはわからないの。で、警部補が色々と調べて、被害者は、殺される前に、マニキュアを塗っていたと判明。で、生乾きの所に犯人が触ってしまったものだから、爪に指紋が残ってしまったの。
2・失われた灯
犯人は、被害者を殺して、火をつけるの。そのとき、燭台を倒すの。でも、よくわからない。地味で。
3・相棒。
漫才のAがBを殺すの。八王子のさびれた家の中で。で、自分は、行ってないというの。でも、同日、不動産屋の入れたチラシにAの靴跡があるの。雨だったから。さらに躓いて、傘を取り違えてしまうの。でも、Aは家の中にいて、Bは木を登ってベランダに入ろうとして、突き落とされた。なので、一応事故なの。で、警部補が、色々と聞き込みをして、調べると、どうも、Bはアルツハイマーになりかけていたので、常にテープレコーダーを付けていたらしひの。で、殺された時も、オンになっていて、それが、木に引っ掛かっていたの。わかりやすい。それにAとの会話が入っていたのね。
4・プラネットブルー
よくわからない。
この本の感想。苦労しているのがありあり。ネタがないのに、書かなきゃならない。で、証人を尋ね歩くのを、一一細かく書いたりして。頑張ってね。

今週おもしろかったドラマは、上川の。
テンポは、のろくて、面白くなかったのだけど、最後はよかったわ。トリックは、まあ、よくあるもの。船のもやい綱を短くしておいて、潮が引くと、上野人間が落ちる、ってのと、近くで殺しておいて、あとから、島に運ぶってもの。でも、あまりにのろすぎる展開で、逆に面白かったわ。でも、次に見るかと言ったら、見ないけど。