土蛍

「土蛍」近藤史恵
1・むじな菊
芳江の兄、作次郎は、ならず者。夫、超七のいないときに、長屋にやってきて、ねちねちと難癖をつけて、金をせびっていく。吉原で火事。梅が枝が火傷。神田の小野外記の屋敷で養生。巴の丞(おやま)がよくやってくる。
長屋の差配人、銀二が殺された。早朝。誰かがやってきた。背中から刺されている。知り合い?金をため込んでいた。それが盗まれた。物取り? でも、しんばり棒を開けたのだから、知り合い。
芳江の夫は、芸者の小萩にとられた。芳江の兄が怪しい。巴の丞が手下を連れてくる。彼が白状する。芳江の兄をやってくれと頼まれた。頼んだのは差配人の銀二(60)
それで、千景はなぞを解いた。芳江は夫を取り返したかった。小金があれば、とり返せると思った。それで、銀二の小金に目をつけた。かどわかした。二人の巴の丞の手下に、銀二のふりをさせた。そして、作次郎の仕業と思わせて、自分で殺した。
感想。地味。作次郎の仕業と思わせるために、書付みたいなものを落とすとか、もっと、小細工が必要だと思うわ。
2・だんまり
夜、髷を掴まれて、元結からすっぱり斬られる事件が続いている。昨日、四件目。北大門町の井筒屋手代、番蔵がやられた。
利吉の所にお鈴がいる。兄がばくち打ち。借金を巴の丞が払う代わりに江戸所払いをした。お鈴を千景が雇う。又、やってきたが逢わせない。
お鈴は、巴の丞の口利きで、青柳やへ上がった。150両。兄の権増に届けた。次の日、長兵衛が襲われた。髷を切られて、抵抗したので、腕に傷。富八老人が目撃者。大柄の30くらいの男だった。寅の刻で、木戸は閉まっていた。この町内の者。
長兵衛はたんまりため込んでいるので有名。(腕のいい錦絵の彫し)
梅が枝に青柳やへ呼ばれる。権蔵が150両返した。お鈴はした働きへ。権蔵の長屋は駒形。髷斬りの出たところ。隣の浪人の話。権蔵は賭博から足を洗える方法を知った。友人に、それで成功した者がいる。太助がそう。
似顔絵しの国勝の所へ行った。李十郎(芝居の作者)の絵を描いてもらう。権蔵そっくり。
その絵を富八老人に見せる。すると、老人は、そいつが髷斬りだと断言。長兵衛を襲ったのは、権蔵。その前の髷斬りは太助。太助つかまえる。白状。
3・土蛍
芝居街へ行く。芝居の幕間、巴の丞が言う。梅が枝が見受けをOKした。小野外記。杉蔵が巴の丞に難癖をつける。杉蔵は、手を付けた女に、子供ができると、弟子に押し付ける。
中村座で人死に。三階の役者の新八。楽屋で首つり。杉蔵の弟子。
おりょうを押し付けられた。千景は、縄の跡が首の後ろで交差しているのから、殺されたと推理。雛菊に話を聞く。火事の話。
小野外記はまじめ一筋で60年。初めて雛菊に入れあげた。しかし、奥方が嫉妬深い。で、火をつけた姿を見た。それで、ふった。
杉蔵が姿を消した。品川で捕まえた。一度くれたやった女なのに、仲がいいので頭に来た。それで、喧嘩して、殺してしまった。
4・はずれくじ。
 面白いので読んで。
宮部みゆきのミステリーは面白かったわ。
昔,未完で出版された本の通りに殺人が起こるの。そのsくしゃの大ファンだというメッセージが送られてくるの。で、その作者は死んだと思われているのだけど、実は生きているの。で、その作者を探して、記者会見をするの。sると、犯人と思われる男が、派出所へ。でも、何も言わないの。で、そのあと、そいつが飛び降り自殺するの。でも、ちょっと変なの。ツイッターに犯行声明の書き込みgあったのは、ネットカフェのパソコンからなのだけど、そいつは、パソコンがだめなの。で、過去を調べて、警察官の息子が、昔、母の死の場面にいたことが判明。自殺した男と一緒にネットカフェにいたことも判明。そいつを逮捕。感想。作者が生きていたってアイデアがよかったわ。