藁にもすがる獣たち

「藁にもすがる獣たち」曽根圭介
一億円をサウナに忘れた客がいて、取りに来ない。それで、一億円を巡ってどたばたがある。という風に帯には書いてあった。けど、違う。一億を取った、とられたの話じゃないの。三人三様のドタバタの話なの。これはいけない。面白くない。
一億には手は付けるの。サウナの店長が、でも少しだけ。つまらない。
一応筋。Aはサウナの店長。サウナに一億忘れていった客がいて、それを、に三日奥の部屋においておくの。でも取りに来ないので、猫ばば。母が認知症。妹が嘘つき。で、金を借りまくっているの。それで、200万ばかりを使い込むの。
Bは主婦。FXで大損。主婦売春をしているの。夫はDV。ある日、Bを好きになった男の子が、夫を交通事故にみせかけて殺してくれるというの。でも、殺したのは別人。
Cは刑事。詐欺の犯人を追っているの。でも、逃げられるの。実は、Bを好きな男の子が殺したのが、この犯人なんだけど。後は読んで。