悪夢の6号室

「悪夢の6号室」木下半太
この人は、本当に裏切らないわ。今回も、超スリリングで面白かったわ。
壇蜜でドラマ化ですって。確かに、映画にするには、ちょっと中途半端だわ。楽しみ。
筋。海沿いのモーテル。5号室では、父の愛人と2億円を持ち出した暴力団の息子が、追手の若頭にみつかり、窮地に陥っていた。
6号室では、殺し屋の内川が、浮気男をベッドに貼り付けにして、玉をちょん切る準備万端だった。
若頭の城嶋は、愛人と金を盗んだことは不問にするので、愛人だけでも返してくれと頼む。5号室では、殺し屋に夫殺しhを頼んだ妻の鮎子が、見学にやってきて、ちょん切るのは待ってくれと言い出す。
愛人の琴音は、超難聴。筆談をする。
組長の息子が、若頭ともめている隙に、琴音は外に出て、同じく気分転換で外に出てきた鮎子とキスをして、恋に落ちてしまう。ここからは、例のよって、思い出。これがかなり長い。
鮎子の夫の和菓子やに、琴音がよく来ていて、夫が手を架けそうになったこともあった。
そこで、鮎子と琴音の二人は、相談して、現場を入れ替えることにする。
琴音は、実はしゃべれた。鮎子の頼みを聞いて、夫との浮気の写メを取っていた。
鮎子は、Tバッグを見つけたのに、姑に言いくるめられたので、その写メを使って、離婚し、慰謝料をたんまりせしめるつもり。
琴音は、城嶋を言いくるめる。で、殺しが怒るのだが、超意外なので、読んで。


今週面白かったのは、遺留捜査
主人公が病院に行っていると、そこが占拠されるの。その前に、その病院のAが殺されて、捜査に行ったの。警備員Bがわざと犯人たちを通した。そのBの娘が監禁されているらしいの。
要求は、C銀行へ、2億円。理事長と院長の娘Dが人質。娘Dは心臓が悪い。
主人公は、スマホで隠れて、情報を送っていたのだけど、みつかる。まず、主人公が、医師と、ホームページに出ていたので、治療させようとする。看護婦が助けてくれ、難とか、難を逃れる。
金を要求されたC銀行が、過去に貸しはがしをしていた中小企業を調べる。そして、つぶれた、4社の社長が犯人と絞り込む。さらに、殺されたAが院長と愛人関係となっていたことを突き止める。さらに、Aは薬の選定も任されていた。さらに、それに関して、裏金をもらっていたという情報も得る。
薬について調べると、5年前のE君の手術。手術ミスがあったのに、隠ぺいして、F医師のせいにして、Fを首にしていた。Fを調べると、そこから転落していた。Fも主犯と断定。さて、病院長の娘を逃がそうとして、犯人の一人が撃たれて死ぬ。撃ったのは誰か?そばにいたのは、警備員と主人公。さて、2億円を用意できた。で、警備員の娘がどこに誘拐されて、監禁されているか。主役の情報から、犯人の経営していた倉庫を探す。そこに監禁されていた。解放された。
さて、主人公が漏れ聞いた話を電話して(携帯は、上司が隠れていて、もっていた)警備員が、昔、手術して死んだE君の父親だとわかる。
そして、説得して突入。
感想。監禁されているのに、自由に歩けるのが変だったけど、面白かったわ。