疾風ロンド

「疾風ロンド」東の圭吾
超軽い。まるで、東野圭吾じゃないみたいに、軽い。でも面白い。
筋。あるテロリストが、研究所を首になって、その腹いせに、炭疽菌を盗み出すの。そして、雪山に埋めて、その写真を元の会社に送り付けるの。春になって、10度を過ぎると、瓶が割れて、炭疽菌が出るの。そうされたくなかったら、3億円を出せ。
しかし、彼は、交通事故で死んでしまうの。その荷物の中に、場所を特定できるような写真がいくつかあるの。それで、警察から知らせを受けた、研究所のAが、その容器を発掘しにいくの。
まず、子供がスノーボーダーなので、友達や、知り合いをあたって、使ってないリフトや山の稜線から、長野の里沢スキー場だと絞り込むの。
そこへ二人でいくの。そして、コース外の、ブナの林を目指すの。その林には、目印の、熊のぬいぐるみがかけてあるはず。
それが、発信機で、300メートル以内にちかづくと、受信機のボタンに反応するはず。
しかし、そこへは、地元の中学生が先に行っていて、発信機を勝手に持ち去っていたの。
さあ大変。Aは嘘をついて、地元のパトロール院に探してもらうけど、見つからないの。そうこうしていると、Aに協力して菌を盗ませたB子が、盗聴器をしかけて、Aのことを知り、横取りして、逆に高く売りつけようと、尾行してくるの。
それで、さらに、地元の中学生は、発信機を、ぶつかった女の子に、あげしまって、さらに、さらに、見つからなくなってしまうの。
そんなてんやわんやの行く末に、ようやく、発信機のあった場所を探すの。木に釘が刺さっていたの。だけど、もう一度、や二度は、ドンデン返しがあって、超、手に汗握るの。面白いから読んで。