でれすけ忍者、江戸を駆ける」

「でれすけ忍者、江戸を駆ける」幡大介
時代物を書いているから、勉強に買ってみたの。でれすけ忍者なんて、軽そうだから。でも、読んだら、やたら詳しいの。勉強しているの。タッチは軽いのよ。でも、時代考証にうるさいの。ちょっと疲れたわ。
筋。松平久松藩からでれすけ忍者が、田安の若君の書状をもって、江戸の上屋敷に出てくるお。若君がどこかの藩の養子になるように、田沼意次が暗躍していて、それに関する書状。彼は、服部半蔵の愛弟子。それが、田沼の御庭番に知られるの。田安の若君は、今の地位が気に入っているので、でれすけに田沼暗殺を命じるの。で、でれすけは、下調べにいくの。その途中で、敵の忍者に追われるの。で、逃げて、空いている屋敷に逃げ込むんだけど、そこの番をしているのも、御庭番で、鎖鎌とか棒手裏剣とかで、戦いになるの。まあ、そこまでなんだけどね。軽いっていえば、軽いかな。

今週面白かったのは、タクシードライバーの推理日誌
ネタから言ってしまうと、死亡推定時刻が、蕎麦屋の出前が12時にきたから、12時過ぎ。そのとき受け答えをしたから。でも、これは、スマホで応対しただけ。さらに、もう一つのトリックは、車をドライブインで駐車させたというもの。監視カメラのトラックの死角になっている。で、その死角を利用して、隣に止めてあったレンタカーに乗り換えて、殺しに行った。これは、よく利用するのでわかっていた。かえって来た時も同じ。面白かったわ。