戦力外捜査官

「戦力外捜査官」似鳥鶏
私(火災二係)の所へ、少女のような女警部がやってくる。海月千波。
どうやら刑事部長のキモ入りで入ったようだ。放火が何件か続く。最初は、XX小学校の物品入れ。校舎に隣接している。廃屋のようになっている。その後は、ビニールハウスなど、色々。どこの現場にもポリタンクが落ちている。
海月の推理。
ポリタンクなんて、燃やしてしまえばいいのに、なんで、わざわざ燃えない場所に残した?
わざと連続にみせかけている。最初の小学校の物置だけ、きれいに焼け落ちている。深夜3時だったから。ほかは11時ころ。途中で発見されている。最初だけが本当の目的で、残りはカモフラージュではないか。
掘ってみる。物置のあった場所を。サイロームという毒ガス発生させる農薬が埋まっている。何缶かは掘り出されている。誰かに復讐するために掘り出したんじゃないか?
悪の道は悪人に聞け。不良に聴く。最近ネットで、「証拠なく殺人できる薬あり」の情報を出しているやつがいる。
ちょっと前に戻って、物置を掘り返すチャンスがあったのは、飼育係。ウサギの死体を埋めた。それも、1年から7年の間。学校の係の先生にあたって、絞り込む。
一方、別の所轄。A子が殺される。ビニールひもで首を絞められて。彼女のパソコンを調べる。7年前の五十嵐の事件の書き込みをしていた。
7年前の事件。少女が暴行されて、殺された。その前に、公園で話をした五十嵐B男が逮捕された。彼は数週間調べられたが、証拠不十分で釈放。しかし、ネットで、変態殺人犯と名指しされ、自殺。母もいたずら電話に耐えられなくて自殺。
その書き込みの最初がA子。で、五十嵐B男の父がA子を殺したのではないか。
さらにサイロームを買ったのも、五十嵐B男の父ではないか?
所で、飼育係の絞り込みから、ネットで売っていた人間を特定。やはり卒業生だった。踏み込む。らりっていたので、撃ちあい。しかし、売った人間はわからない。奪われた。
警察は、オタクに恨みがあり、ホコ天秋葉原など)でサイロームをまくと推理。
しかhし、海月は、五十嵐B男が好きだったアニメの声優のライブがあると聞きつけ、そこへ向かう。
さて、間に合うのか?そして、犯人は、本当に五十嵐B男の父か?
感想。最初は薀蓄だけで、退屈だったけど、後半はスリルとスピード感があって、面白かった。