動機、そして沈黙

「動機、そして沈黙」西沢保彦
1. ぼくが彼女にしたこと。
さいころ、川でおぼれそうになった。助けてくれたのは、A子。最近A子に会った。尾行した。すると父と密会していた。彼女の家の外で、壁に耳をつけて密会の会話を聞いていた。何度かやっているうちに、隣の男に見つかった。彼は言った。交換殺人をしよう。父が憎いだろう。その父を殺してやるから、A子を殺してくれ。その最初の殺人。A子の隣の男が、父を殺す予定の日。隣の男が、間違って、殺されてしまった。僕は犯人をh知っている。告発すべきだろうか。
しかし、考えて、これは策略だと気が付く。A子と隣の男はできていた。そして、父がいつまで経っても離婚しないので、復讐しようと考えた。それで、隣の男は、自分で腹を刺して、死。そこへ父が行く。父は犯人。A子は、昔、恨みが募って、僕の足を引っ張っておぼれさせようとした。それも、父のせい。僕は父を告発すべきか悩む。でも、告発しない。今の生活が大事。

2. 迷い込んだ死神。
高志は、死に場所を探して山道を運転していた。息子が詐欺、妻も詐欺で逮捕された。自分はマジメ一筋。車が事故。歩いて、山荘を見つけた。女(姉)が迎えてくれた。姉と妹がいる。老人の父が出てきた。その後、トイレにいく途中で、老人と妹が関係しているのを見てしまう。そこは姉に発見される。部屋に帰るけど、大参事が起こりそうで、リビングに行く。すると、父の腹にナイフ。姉が後ろから叫ぶ。「妹とのせいなの」。別の部屋に案内。今度は妹の腹にもナイフ。逃げる。別の部屋で姉の胸にもナイフ。失神。
翌日。警察がくる。老人に変装した男と、女二人がナイフで殺されている。中年の男の指紋がナイフについている。中年の男も自殺。
姉と思われる女の脇の下にはゴルフボール。死んだ男の独白。
三人が起き上がって、お遊びよ、と笑った。それが許せなくて、三人を刺した。そして自分も。
感想。ちょっと毛色が変わっていて、面白かったわ。

3. 未開封
静香という名の男女が無差別に殺される。最後の男。AVビデをを大量にしまってある。皆未開封。ところで、私はレズ。決して、ハリボテは使わない。妄想だけが命。最後に殺された静香もそう。
感想、よくわからない。

 ほかにも風刺のきいているドンデン返しが三つ。

追伸。最近歯が痛くなって、歯医者にいっているんだけど、恋ヶ窪の羽田歯科医院は仕事が早い。もうだめになっているから、抜きましょう、の言葉が終わらないうちに、麻酔の注射が入ってくるの。早い。痛いと感じている暇がないほど。だから、ここはおすすめ。