殺人鬼

「殺人鬼」横溝正史
1. 殺人鬼。
A子が、足の悪い、元夫につきまとわれ、私の家に逃げ込んでくる。元夫に殺されるかもという。
A子は、B男の愛人で、一緒に住んでいる。私の近所。数日後、B男の妻がやってくるが、何か話そうとするが、何も言わない。
その夜、A子は、B男に首を絞められて、死にそう。その後、元夫が、B男を刺して、逃走。足音を聞きつけて、近所の人間と私が踏み込む。元夫は、消えてしまった。数日後、金田一が来る。A子の家の近くで、元夫の杖を発見。福も捨ててある。
金田一の推理。A子とB男の狂言。二人は、元夫の役をB男がやって、まだ元夫が生きていると私に思わせた。そして、A子は、B男を、B男も、A子を殺そうとした。元夫がやって逃げたと言い張るつもりだった。B男は、A子の首を絞め、A子はナイフで、B尾を刺した。ところが、この時、B男の妻が、カーテンの影に隠れてみていた。B男の妻は、B男が殺人者になると、スキャンダルで困ると思って、そばに会った、元夫の杖と服で変装して、近くの森で捨てた。

2. 黒欄姫
デパート。A子が席を外す。(店員)。新人のB子しかいない。黒いベールの女が指輪を万引きした。B子は主人に言いつける。主任も新人。別室へ連れて行こうとした。他の店員、それは、黒欄姫だからと引き留めようとする。黒いベール女、主任を刺す。
数時間後、元の主任が、7階の喫茶店で、毒殺されている。黒いベールの女が同席していあ。しかし、彼女は逃げた。
実は、黒欄姫は、デパートの社長の娘。万引きした品は、金庫に入れるため、後から請求すると、金を払てくれる。しかし、ここ数回、金庫の中にない。つまり、黒欄姫の犯行を真似した女がいる。それが、今回もやって、新任の主任に見つかって、困って、刺した。で、元主任が殺されたのは、なぜ? 彼と、一人の店員が、偽物のことを聞いていた。
それで、金田一の推理。元主任は、偽物がA子だと見抜いていた。そして、やるたびに脅迫して、宝石をせしめていた。でも、今回、新任の主任を殺してしまったので、A子は、元主任も殺した。
他にも驚きの推理が三つ。

今週面白かったのは、鶴太郎の。
全然関係ない殺人事件が、隣同士の男の殺人で結びつく。ちょっと強引がきがしたけど、新鮮だったわ。一つは、Aが30年まえに起こした宝石強盗。そのときの証拠品で、Aが殺された。で、鶴太郎は、30年前を追って、そのときの刑事に会う。すると、警備いんが2人疑われたことが判明。で、そのときの一人が、金回りがよくなっていた。
さて、Aの視点。Aはたまたま隣の部屋になった白崎に借金があり、30年前の強盗の話をする。で、二人で、警備員を恐喝。さらに、B夫婦の写真を大事にしていた。で、白崎菜、B夫婦に近づく。さらに、白崎が殺される。で、白崎の過去を調べると、10年前、長野の佐久で事故を起こしていたことが判明。さらに、Aが2人から恐喝していたことが判明。で、白崎視点。白崎は、女の子が飛び出してきたので事故ったと話した。そのとき、女の子の名前を母親が呼んだのを聞いた。
で、最初のAの殺人。現場にジル子ニアが落ちていて、それに指紋があったので、元警備員を逮捕。さらに、二番目の白崎の殺人。B夫婦の妻が夫をかばうのだけど、夫を逮捕。それは、レシートに夫の指紋があったから。これくらいでないと、2時間は持たないのかも。