悪夢の身代金

「悪夢の身代金」木下半太
この人は、いつ読んでも裏切らないわね。これだけ身代金物が出尽くした後でも裏切らなかったわ。喝采
まず、連続誘拐、殺人があって、三回目の時だけ刑事が犯人を追いつめたの。でも、山の渓谷で、赤ちゃんを川に投げ捨てたので、犯人を逃がしたの。で、現在。女の子Aがサンタに身代金運搬を頼まれるの。ケータイを通じて、指示をくれるという事で、ケータイも一緒にね。その頼んだ人は、車の事故に会ってしまうの。
それで、女の子のAは、ケータイで指示される通に、ビッグベンでサンタの衣装を買って着替えて、指示通りに大阪の町を言ったり来たりするの。で、途中で不良にからまれてラブホテルに連れ込まれるの。
 そこで視点がかわtって、その連れ込んだ男の子のBの視点へ。
ここで、又、最初に戻って、最初からこの男の行動が語られるの。で、男Bが身代金を運んでいると、知らない男が近寄ってきて、「困ったらここへ電話を」と言って、ナンバーを書いた紙を渡すの。
で、男Bが見知らぬ男へ助けを求めると、今度は見知らぬ男の視点に代わるの。で、そいつは、実は、一年前に犯人を追いつめた刑事で、最初からやり直し。で、真相は?それは、面白いから読んで。

昨日、面白かったのは、西村京太郎の。
まず、伊豆急行の中で、女Aが殺されるの。彼女を尾行している女(Bカメラマン)がいて、主人公の(沢口康子)の上司が、誘い出されて、密会のホテルの写真を撮られて、週刊誌に暴露されるの。で、なぜ、そんなことをしたかというと、4年前の1億円横領事件dで、上司の部下だった柳沢が横領の疑いをかけられt、自殺に見せかけて、殺されたの。でも、証拠がなかったので、うやむや。で、今回、柳沢の父がいるの。認知した子供だったので、結婚はしていなかったのだけど。その父が(弁護士h)が復讐のためにやったのでは、と疑ったの。でも、Aが殺された日、箱根のホテルにいたというアリバイがあるの。で、それを崩すの。遊覧船などを使って、アリバイは崩れるの。おまけに、遊覧船で、写真までとられているの。その後、柳沢の父は、柳沢の墓の前d、遺書を書いて、自殺。鉄のポットから毒を飲んでいるの。でも、柳沢の父は、金属アレルギーなので、違う、と沢口は気が付くの。で、調べると、遊覧船の中の父は、腕時計をしているの。で、其れも、違う。誰かの変装だと気が付くの。で、さらに調べると、柳沢の子供を雇っていた会社の社長(これを野村がやっていたので、有名だし、怪しいとは思っていたのだけどね)が、柳沢の父のアリバイを怪しいといっていたの。おまけに、その社長はm4年前の事件で、調べられているの。で、沢口は、その社長が、犯人だと、謎を解くんんだけどね。動機は、今回は、四年前の事件について、柳沢の恋人、(カメラマン)が脅しをかけてきたから、なんだけどね。
感想。わざわざ変装してまで、アリバイ工作をしたところが、面白かったわね。さすがに西村京太郎だわ。