吉原首代、佐助始末超

「吉原首代、佐助始末超」森詠
1、 首代とは、吉原の刑事みたいなもの。首代というめったに見ない言葉を使っていることからわかるように、超薀蓄だらけ。うんざりするほど。
本当は、読みたくなかったのだけど、今、花魁物を書いているので、仕方なく読んだの。で、感想。薀蓄だらけの人は、内容は薄いのだけど、この人もそう。内容は薄い。ひねりも何もない、たぶん、二度と読まない。
で、内容。吉原で、宗吉とうい雑用掛がつけ馬をしていって、売上金40両をもって消えた。それの始末を命じられる。うまく始末をつけられたら、首代にしてくれる。主人公の佐助と嘉介の二人が抜擢される。見届け人は義助。佐助は、宗吉の働いていた店に行き、妻白菊がいると聴く。労咳で、今は床に臥せっている。そこから宗吉が出てくる。40両を元手に博打をしたら、200両になった。40両は返すというので、見逃す。その夜、賭場から出てきた宗吉を嘉介が殺す。宗吉は、金を返す気などなく、新しい妻子と夜逃げする気だった。気の優しい佐助は、首代になれなかった。
2、藩吉が殺された。250両をため込み、頼母子講で300両を稼ぎ、初月を見受けしようとしていた。初月は、起請文と簪を藩吉に送って、見受けを待っていた。吉原の中の身内が見受けするときは、半額でいい。
しかし、間夫(まぶ、恋人)の清吉もいた。ところで、藩吉の殺されたのは、吉原の中の出会い茶屋。芦野屋。
藩吉がもっていたはずの300両が盗まれていた。佐助は調べる。下手人が逃げる足音と返り血が、転々とついていたが、途中で消えている。その消えているところの店の下女が返り血の付いた着物の洗濯を頼まれる。金をもらったので、誰なのか言わない。
そうこうしていると、藩吉の200両を両替商に持ち込んだ男がいた。それは、藩吉が預けていた物で、問い詰めると、清吉に頼まれたと言った。これで、清吉が盗んだことが判明。下手人も清吉と断定。清吉は賭場で儲けたと言っているが、300両ももっていた。

追伸。
いっぷくで松岡が作った料理が超おいしかったわ。
トマトとアスパラと卵三個。私はこれに厚揚げを入れたの。糖尿で、糖分がだめだから。それに、潮胡椒、めんつゆ、パルメザン、刻みのりだけ。超おいしかったわ。

それから、♪かけるかけるトマト♪も超便利。
今まで、ハンバーグのたれを、ケチャップとソースと砂糖で作っていたんだけど、それを、このトマトのソースに変えたの。超おいしくなったわ。
 ついでに、アスパラも。
千葉のテレビでやっていたんだけど、アスパラをきんぴらに入れると、超おいしいい。前は、うどでやっていたんだけど、なくなったから、アスパラをいれたの。超おいしい。