刺客請け負います

「刺客請け負います」陰聞きや重兵衛2.沖田正午
この人のは軽いし、あまり薀蓄がないから好きなの。イヌがしゃべるのも超軽いけど、このシリーズは中間てとこかな。で、筋。
大諸藩の藩主の仇を撃つという大義名分がある。
でも、普段は一善飯屋をやっている。陰聴きという商売もやっている。影聴きとは、何でも屋みたいなもの。
ある日、越三屋のお内儀から亭主の浮気の相手を突き止めて欲しいとの依頼が。これは突き止めるだけなので、一両。さて、亭主の作左衛門を尾行。道で侍に因縁をつけられている。財布を出して、許してもらう。その中には30両。それを侍は5人で分ける。
空の財布を見ると、5両借りました、お静、との書付が。住所も書いてある。これは妾か。とお内儀に知らせる。お内儀が勇んでかけこむと、それは、妻ではなくて、面倒を見ていた老夫婦。
次の依頼は、45歳の娘の婿探し。女がいないとか、色々と注文がうるさい。これには、飯屋で知り合った戯作者を紹介。
さて、作左衛門に因縁をつけていた侍だが、大室藩の侍と判明。殿が、佐竹藩の弾正と徹夜囲碁をするために送っていった帰りだった。弾正は、殿の仇。
それで、佐竹藩の弾正wうつために、マムシ退治にかこつけて、上屋敷に入る。そして、姫と知り合う。
姫が次の囲碁の日にちを教えてくれる。はたして、仇討は?
感想。高倉兼の助とか、鶴田幸次郎とか出てきて面白かったわ。