からくり5千両

「からくり5千両」徒目付、久岡官兵衛。鈴木英治
「からくり5千両」という言葉に惹かれて買ったの。でも、5千両は、誰か奇特な人が、「御救い米の足しにしてくれ」と書いて、おいといた物で、勘定奉行の管轄に入れられた、それだけ。その後は、足を棒にして、地味に探索をするだけ。超地味。
徒目付というのは、町奉行の手を出せない旗本の家の事件を扱うらしい。
ある旗本の家で、主人が殺され、下手人は逃げている事件。まずは家人に聞いて、主人が怪しい賭場に関係していて、金貸しをやっていて、逆恨みされていたらしいことなどを聞き出して、次から次と聞き込みをするだけ。超地味。

今週見て面白かった映画。「ラストミッション」
ゲビン・コスナーでおもしろそうだから見たの。そしたら、脚本がリュック・ベッソンだったの。で、内容。ケビンコスナーがCIAの署員なの。最初に派手な撃ちあいがあって、大けがをした入院するの。そこで癌がみつかって、あと3か月の命と宣告されるの。それで、DIAを辞める決心をhして、バリのアパートにかえるの。不法滞在者がいるの。で、数か月後に出ていくことで許すの。妻と娘に会うの。仕事は止めたというんだけど、女エージェントが辞めさせてくれないの。命の伸びる試薬をkれるかわりに、仕事をやらせるの。で、撃ちあいになって、死にそうになるんだけど、相手を撃たないの。仕事は止めたと言って。そこは女エージェント撃つだけど。それから、離れてしまった娘の心を取り戻すために、話すの。自転車に乗れないというから、練習するの。ここが結構長くて、よかったわ。最後は仕事を辞めるの。
感想。リュックベッソンは職人だわね。ドンパチはたぶん、別人に任せて、でも、自分の譲れないところは、絶対譲らないの。たとえば、仕事をさせるために、18歳の娘誘拐すると思うじゃない。それはないの。そこは、リュックベッソンが、「そんなことをしたら、俺の作品じゃない」と突っぱねたんじゃないの。それで、いいんだとおもうわ。それが個性よ。何が個性か学んだわ。私も、どうしても譲れない作品があって、先生にはけちょんけちょんに言われているんだけど、それでいいと悟ったの。書きたいものを書くのが、小説家なんだもん。勉強になったわ。