うつろな十字架

パラドックス13」東野圭吾
13秒の間に並行宇宙にさまよいこんでしまった5人。そこは東京なんだけど。人間だけがいない。
感想。つまらない。ゴーストが書いたみたいにつまらない。

「うつろな十字架」東野圭吾
こちらは本人が書いたように、手慣れている。
まず、主人公の娘が殺される。刑務所から出てきたばかりの男に。妻が家を空けた隙。妻が発見。生々しく語られる。妻と離婚。
犯人はつかまる。死刑判決が下りる。今度は妻が殺される。路上(家の近く)。老人に刺されて。老人は自首。老人の家は遠い。なぜ? 妻は万引きの更生した人のルポを書いていた。その途中にAにインタビュー。
Aはその老人の娘。何かあると思って、聞き込みをする。すると、最初は渋っていたが、Aがついに話す。自分は、昔、生まれたばかりの子供を殺して、青木が原に埋めた。Aの夫、青木が原の近くの高校を出た。二人の子供と偽っていたが、別人の子供。Aは、殺した赤ちゃんのことがトラウマで、万引きを始めた。それを主人公の妻に話してしまった。そしたら、妻が強く自首を勧めた。うざくなって、Aの父(老人)に話したら、老人が殺した。
感想。なかなか練られた筋だった。重かったわ。