ようござんすか

「ようござんすか」沖田正午
イヌが主役のシリーズ。
御家人の白九郎と犬の牙黒は、サイコロのにおいをかいで、賭場で勝すべを覚える。
ある日、そば屋のお輪が50両のカタにやくざにつれさられて、壺をふらされる。しhかし、これはイカサマをやらされているらしい。出る目が動くのだとか。牙黒によると。
ある日、金持ちのボンボンが、胴元とサシで500両かけて、負ける。それは、薬屋の武田屋のドラ息子。お峰ちゃんの兄だとか。賭場が終わった跡、白九郎は、賭場に殴りこんで、イカサマを見抜き、武田屋のボンボンが借りた500両の証文を取り返す。さらに追いかけてきたやくざとサシで勝負して、牙黒のおかげで勝って、お輪を取り戻す。お輪は過去を離す。
昔、越後にいたころ、父がツボふりで、自分もその技を仕込まれた。のちに江戸に出て、そば屋をしたが、噂が広まっていて、自分はやくざに連れ去られた。
次の日、武田屋の旦那に話をしにいく。ボンボンの新太郎は行方不明。あとひと月待つが、それが過ぎて金を返さなければ、人別帳から外す。つまり勘当。
着物をにおいを犬にかがせて、捜索していると、橋から男が飛び降りた。それが新太郎。引き上げて、話をする。実はイカサマを見抜いて、500両の証文は取り返したので、死ぬことはないという。新太郎は家に帰る。心を入れ替えるという。
白九郎は、戸田という旗本の家に潜り込む。御大尽が来ている。お輪もいた。
なぜ戻ったのか、お輪に話を聴く。すると、越後にいたころ、長門の守という藩主が、賭博にはまって、大損をした。2千両の借金。そのとき、お輪のそば屋で泣き崩れた。お輪と父はイカサマで勝つすべを知っていたので、ひと肌脱ごうとした。その因縁を江戸まで引きずっていた。相手の貸元は、例の戸田という旗本。戸田がお輪にイカサマをするめ、殿を借金漬けにしようとした。殿は江戸家老から500両を借り、白九郎に預ける。白九郎と牙黒は、大勝ちをし、2千両を取り戻す。

今週面白かったドラマ。
夏樹静子の。殺人の依頼を受けるというアイデアが面白かったわ。でも、カギを置いておくだけで、思いとどまるというのは、どうかね。それに、三番目に有名な俳優が犯人、というセオリー通りで、犯人はすぐわかってしまったわ。