ベランメー大名

「ベランメー大名」沖田正午
沖田正午です。私の大好きな沖田正午です。でも、今回は、リソナ両替商とか出てきて、金融の話で、ちょっとむずかしかったです。
筋。霞が浦のそばの土浦藩。小さな藩です。そこで、台風で川が氾濫します。そこは長いもの大産地。それが水をかぶってしまったので、早く売りさばかないと、腐ってしまうという事態が起こります。
コメは全滅なので、国では、芋を食べて食いつなごうという意見が大半をしめますが、殿は別の意見をもっています。丁度このころ、河川の大規模な修理のために、千両を出せと幕府から言われていたのです。
で、殿は、武士全員が百姓になって、さらにその何割かが商人になって、長芋を江戸に運んで、売りさばいて、千両を作ろうと言い出します。それで、自分も商人になって、武士商人を引き連れて、江戸へ売りにきます。
そして、昔、恩を売ったリソナ両替商の所へ運びます。両替商はその心意気に感動して、千両の手形を発行してくれます。しかし、現金でないと、幕府に収めることはできない。そこで、江戸の中屋敷下屋敷を遊興宿として、藩札を発行して、安く、他藩の武士を遊ばせることにします。相手をしたり、酒を汲んだりするのは、そこにいる女中たちです。
これは大変盛況で、おまけに、台風被害に同情した各藩から、百両、二百両と金が集まります。しかし、これは、質素倹約を推奨する幕府の逆鱗にふれて、取り上げられてしまいます。おまけに、おとり潰しのお達しまで出てしまいます。さあ、それを覆すために、どうする。殿様。何とか、靴替えさせるようにするのですが、その方法は。読んで。

大好きな人となんだけど、どうしても思い出せない人がいるの。前にシリーポっターに出たと言ったけど、間違いだったわ。『富士子ちゃ―ン』と叫ぶバラエティで、銭方刑事をしていた人だったわ。顎の長い人よ。

「セイアン」は良かったわ。話の内容は今一だったけど、村上が出ているからいいの。