ぶっとび大名

1・23(金)
「ぶっとび大名」(殿様商売人2)沖田正午(小説)
前回、とろいもを売って奮闘した大名の第二弾です。今回も現代顔負けの商売で、大奮闘します。今回からはっきり悪役と分かる男が、最初から出てきて、超面白いです。
まずは帯から。
下野の三万石鳥山藩の台所事情は、相変わらず火の車だった。藩主の小久保忠介は前の失敗ににもめげず、家臣の皆野千九郎とともに新しい儲け商売を考える。それは、特産のヤマトイモを使ったとろろ御前で、しかも募った江戸じゅうの加盟店に売らせる、元締め商売だった。儲けを横取りして、鳥山藩つぶしを狙う老中と大目付の目論見を知った忠介は、敢然と戦を挑むのだが。
そうなのです。チェーン店を始めるのです。マックや吉野家みたいに、超、新しいでしょう。それも、材木屋の次男坊とか、呉服屋の三男坊とかにやらせるんです。親は子供が可愛いから、必ず開店資金を出してくれるという寸法です。今回は、焚き付けておいて、最後に没収しようと企む老中も出てきて、はらはらドキドキです。

情報
ライフリーのびーるフィット。
北陸新幹線いよいよ3月から。
相川七瀬懐かしい。
幸せ満点スモールタント。