その女アレックス


1・26(月)
「警部補、杉山真太郎」TBS、夜8時。(3回目)
杉山(谷原)は家事と子供たちの世話のため、家政婦・春子(青山)を雇うことに。彼女は料理上手で気もきき、美晴(本田)らにも好評だ。そんな中、杉山が車を預けていた自動車修理工場と、美晴らが通う小学校で、出火事件が発生。現場の状況などから、かつて杉山が逮捕し、最近出所した矢吹(平)が容疑者として浮上。だが、杉山は、矢吹が再び犯罪に手を染めるとは思えず、長峰(要)らと捜査を開始する。

1・26(月)
「デート。恋とはどんなものかしら」フジ、夜9時。(2回目)
愛情抜きで結婚すると決めた依子(杏)と巧(長谷川)。あが、俊夫(松重)や鷲尾(中島)から早すぎるといわれた依子は、巧と二回目のデートをして楽しもうと決める。日曜日、依子と巧は、テーマパークに行くが、何が楽しいのか全く分からず、見かけたラブラブカップルのまねをすることに。その一方、これ以上デートを繰り返したら、ぼろが出ると焦る巧は、プロポーズをして一気に結婚に持ち込もうと計画していた。

1・26(月)
「税務調査官。窓際太郎28」TBS,夜9時。
トクホで初めて美容効果の表示が認められた飲料が、福岡の健康食品会社から発売されヒットする中、消費者庁のトクホの審査の責任者が殺される。太郎(小林)は森村(北村)の指示で、審査への関与が疑われる国会議員・権藤(倉石)を探るために福岡へ。地元税務署院の竜也(一式)は、飲料開発者・尚美(中山)の弟だった。太郎は、権藤と行動する厚労省事務次官・姫川(松村)に注目する。

1・26(月)
「その女アレックス」(小説)ピエール・ルメートル作。
「このミス」、週刊文春早川書房、IN☆POCKET,英国推理作家協会賞、リーブル・ド・ボッシュ読者賞、全部で一位を獲得。6冠だそうです。すごいですねえ。
まずは帯から。
お前が死ぬのが見たいーー男はそう言って、アレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが。しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は、大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。
もう少し詳しく。筋。
第一部.
主人公のアレックスはパリの街角で誘拐された。目撃者がいた。白いバンで、パン屋のロゴが入っていたと証言。刑事のカミーユが駆けつける。カミーユは4年前、妻を誘拐され、殺された。妊娠8月だった。その後、うつ病で入院。
発生から6時間後。アレックスは監禁されていた。服を脱がされた。狭い部屋を逃げ回る。
刑事カミーユは、監視カメラを見つけた。映像を見たが、ロゴが映っていない。もちろん犯人も。
アレックスは、檻に入れられ、ロープで縛られ、釣り上げられた。
翌朝7時半。カミーユ。応援をよこしてもらい、三人でパリの地図を見て、どこらへんに監禁されているかを考えた。
同じころ。アレックスは、檻の中に閉じ込められていた。
四日後。カミーユ。いろんな情報あり。白いバンを見たというので行ったら、緑だった。新たな証拠出た。別の監視カメラに車の映像残っていた。製造元とモデルわかった。340種もあった。だが、電話あり、犯人の名前わかった。バンの持ち主の中で、アリバイのない人。トラリュー。
四日後のアレックス。まだ監禁中。ネズミを発見。
同じころのカミーユ。トラリューの住所に行った。突入部隊を呼んだ。深夜の1時半。そこは古い病院の跡。突入したが、もぬけの殻だった。その住所に近づく車があった。追い詰めたら、橋の欄干から落ちて、逃げて、岸に上がって、車にひかれて死んだ。車の中に写真。女性が檻に監禁されている。ネズミが映っていた。車の免許証。トラリューが判明。前歴を調べる。息子が行方不明になった。しかし警察は少し探しただけで、家でと断定して捜索を中止した。
アレックスは9匹のネズミを前に、おびえていた。
カミーユ。トラリューの元妻に逢った。元妻のケータイには、アレックスの写真が送られてきていた。
カミーユ。トラリューのケータイから、最後に電話した相手のところに行った。トラリューの息子と付き合っていたのはナタリーだと、そいつは証言してくれた。息子、パスカルのよく行く場所も。そこにパスカルの死体があった。パスカルの死体解剖。縄で縛られて監禁されていた。殴られて、硫酸を飲まされて、殺害。同僚のルイは、11年前、硫酸を飲まされて、殺害された別の事件と、パスカル殺しには関係ありと推理。
さらに、パスカルの死体の見つかった近くの建物(バンタンの倉庫)に女が監禁されている写真と似た建物があった。そこに踏み込むと、女はすでに、檻を壊して脱出した後だった。
ここから、第二部。
アレックス。ねずみがロープを齧って、檻が落ちて、その衝撃で、檻の一部が壊れて、脱出。
カミーユ。トラリューの元妻の証言から、パスカルを殴り、硫酸で殺したのはナタリーだと推理。ナタリーの行方を追う。一方、アレックスの監禁されていた倉庫も捜索。
アレックス。空き家で、きれいな服を調達。眠った。それから食事もした。
カミーユは、トラリューの元妻の証言から、パスカルの元恋人のナタリーの付き合っていた男の名・ガテーヌを聞き、その妻に逢いに行く。古い工場で行員の話。ガテーヌとはムショ仲間だった。であと、売春婦のレアと付き合っていた。ナタリーの写真を見せると、同じだという。つまりガテーヌもナタリーに硫酸を飲まされて殺されたのだ。
アレックス、家に帰った。引っ越しの準備を始めた。
カミーユ。ナタリーに殺された第二の犠牲者、マクシアの工場に行った。そこの工員にナタリーの写真を見せると、この女だという。
アレックス。ホテルで女と知り合った。ジャクリーヌ。硫酸をかけて殺した。
さて、ここまで来ると、アレックスはナタリーではないかと思える。
しかし、第三部がある。今度はアレックスが殺されてしまう。では、ほかに連続殺人犯がいるのか? あっと驚くドンデン返しがあります。超面白いです。

情報
ユーキャン。今が狙い時。
トリック見た。やはり面白い。
大人の7難にプリオール誕生。
おしゃれイズム好い。