死と砂時計


2・7(土)
昨日の続き。後半です。
「死と砂時計」(小説)鳥飼否宇(創元クライムノベル)
3・監察官ジュマイヤ・カーレッドの韜晦。
あと5日で退官するカーレッドが視察に来た。直接囚人に話を聞いて、ひどい扱いをされていないかを確かめるために。その夜、ムハンマド(獄卒)がカーレッドの部屋に呼ばれた。部屋に入るのをローレッドが見た。ローレッドはカーレッドの部屋の前で、別の獄卒(A)と会って、返された。ローレッドはムハンマドの10分後に部屋に呼ばれていた。
Aの証言。「部屋に入ったら、ムハンマドが倒れていて、カーレッドの腹にはナイフが突き刺さっていた。ナイフにはムハンマドの指紋。血だらけだから間違いない」
ムハンマドは鞭で、囚人を痛めつけるので、皆に嫌われていた。で、即、死刑を言い渡された。ムハンマドの主張。「カーレッドからいきなり殴られて、失神した。気が付いたら、カーレッドが倒れて、腹にナイフが突き立てられていた。自分はやってない」
さて、本当にムハンマドは無実なのか。案の状、ドンデン返しが。それは読んで。ヒントは癌。感想泣ける。
4・墓守、ラグド・ギャルポの誉。
墓守がAの墓を暴いて、死体の両腕を切断した。
これは、口に血がついていたので、食べるためと思われた。しかし、一人の死人の友人が、死体(A)は金のロザリオをかけていた。それがないから、盗んだのだと主張。Aが呑み込んだので、胃の中を調べた。そうこうしていると、翌日も別人の死体をぐちゃぐちゃにした。それはなぜか。ヒントは、死んだ二人はチベット仏教だった。チベット仏教は、XX葬式が主。ちょっと変わっていて、新鮮。

2・7(土)
限界集落株式会社」NHK夜9時。
廃村寸前の止村の現実は、容赦なく正登(反町)に襲い掛かる。生産調整により有機農業だけにこだわっていると、生活ができないことを理解した正登は、有機農業をあきらめることを決意。祖父、一尾(井川)の畑にこだわる美穂(松岡)と衝突してしまう。

2・7(土)
g「学校のカイダン」日本テレビ夜9時。
ツバメ(広瀬)は文化祭の実行委員に立候補し、「マルシェレストラン」を開くことに。だが、クラスは、「プラチナB」の南(石橋)と美紀(間宮)に支配されていて、その手下のみもりん(杉崎)は、いったん、ツバメの計画に賛同するふりをして、クラス全体に文化祭をボイコットさせる。

2・7(土)
「復讐法廷」テレビ朝日。夜9時。
大学教授の中原(田村)の娘・由紀子(柳右)を乱暴して殺害した岩崎(中尾)が、警察に自白を強要されたとして、無罪になった。中原と妻・明子(市毛)は、絶望の淵に立たされ、明子は病に倒れて、この世を去る。中原は岩崎の居場所を突き止め、猟銃で射殺。岩崎をさばけなかった日本の司法を自身の裁判で弾劾しようとする。そんな中、中原の弁護人に就任したのは、まだ経験の浅い、ヤメ検弁護士の信子(竹内)で。

情報
今井正行懐かしい。
黒猫の三角。面白かったわ。犯人が中に隠れているバージョンの密室と、嘘をついて、死体に変装して、すぐに起き上って殺人未遂のバージョン。面白かったわ。