大名の火遊び

2・15(日)
「大名の火遊び」(小説)沖田正午
金貸し同心の金四郎シリーズの第二弾。私は、犬がしゃべる牙黒のシリーズが好きなので、もれなく読んでいますが、今回は、犬は喋りません。猫も猿も喋りません。結構地味です。ではまず帯から。
町奉行所同心の河村金四郎の裏の顔は、金貸し。岡っ引きの銀二、したっぴきの音松を使ってトイチで貸して取り立てている。同業の金貸しの吉五郎が殺され、他人事ではないと探索に乗り出しが、さる大名が浮上し、奉行所から圧力がかかる。上司である与力の内諾を得て、ひそかに調べを続け、その大名に直に問いただしたところまではよかったのだが。更なる難問が金四郎に降りかかる。
さらに詳しく。
吉五郎は、50両もの金を侍に貸したがかえってこない。届の住所に行ってみたら、嘘だった。と届を出した。質に立派な刀を預かったので、信用してしまったと行った。
数日後、吉五郎の死体が神田川の杭に引っかかっていた。袈裟懸けに切られていた。重いので、翌日引き上げようと思って行ったら、なくなっていた。そこから神田川をさかのぼる。行き着く先は、船河原橋がある。すぐそばに水戸家の上屋敷がある。そこの土手に血がついていた。ここから川に落とされたに違いない。吉五郎の娘、お梅に断って家を調べる。隠し部屋があって、千両箱二つと、金を借りて返してない人の書類があった。
返済期限が過ぎて、返してない人は、一人。下谷練小路の川尻新八郎。これが偽の名前。
質は、備前長船長光作の太刀である。そこで、武家の名鑑を調べることにする。役所にはある。そこで、長光作の刀をもっている侍を探すことにする。
でも、その前に、翌日、土座衛門が浮いた。吉五郎だった。梅の処へ行くと、侍が、「とりあえず50両を返す」と言ってきたとか。顔は細い。目と目の間が広い。目じりが吊り上がっている。刀は返した。それをお篠に伝えて、人相書きを作らせた。
 番屋に戻ると、侍が吉五郎の遺体を回収していったとか。その時、仲間うちで、岩田藩と話していた。武家名鑑を調べると、その刀は、案の定、岩田藩の川尻家のものだった。
人相書きができたので、岩田藩の者に見せると、藩主でないと、断言。誰かが藩主の名を語って、50両を借りたと判明。
さて、金貸しの近くを探索すると、辺鄙なところにある蕎麦屋で、次のような証言が得られた。お武家の奥方のような立派な着物の女が、侍とこっそり密会していた。それを尾行している男がいたと判明。その奥方と密会していた男が、人相書きとそっくり、それで次のように推理。
岩田藩の藩主の奥方が家来と密会。それを質の悪い男に見られ、強請られた。それで、密会していた家来が、家宝の刀を質にして50両借りた。
その後、金四郎は、上司の与力に金を無心され、その条件として、岩田藩へ探索に入るのを申し出る。さて、どうなる金四郎。そして、吉五郎を切ったのは誰?けっこう地味。
あんまり地味で、ゴーストの存在を疑ってしまった。

2・15(日)
「流星ワゴン」TBS夜9時。
橋本(吉岡)が市雄(西島)らを自分たちの事故現場に案内。健太(高木)は妻の連れ子で、死ぬまでなついてくれなかたと明し、せめて成仏させてやりたいと話す。未練を断ち切り、死んだことを受け入れれば成仏できると知った忠雄(香川)は、車から降りようとしない健太を連れてこようとする。しかし、健太は生き残った母に伝えたいことがあると言い出し、二人は、母親探しを手伝う。

2・15(日)
「花燃ゆ」NHK夜8時。
再起した寅次郎(伊勢谷)は、獄内の環境改善を提案する。「福堂策」という意見書をしたためた。アメリカの牢獄を手本に囚人たちの更生を目的とする画期的な内容と、兄の意欲的な姿に、文(井上)は寅次郎を何とか野山獄から出獄させたいと願うようになる。

情報
日本一売れている軽。タント。
シンクロのコーチいい。
法医学教室の事件簿。目から鱗だったわ。タイヤを落としてもぶつかったのと同じ状態の擦過傷ができる。驚き。
人類は本当に月に行ったのか。面白かったわ。特に、月の後ろに星がないって点。カメラの露出の問題だったのね。それから、旗が揺れる問題。あれは慣性だったのね。
アコムからクレジットカード新発売。