サバイバー

3・9(月)
「サバイバー」小説、木下半太
まずは帯から。
4月1日午後3時。突然世界が崩壊した。すべての移動手段・通信手段は遮断され、地球の人口は60数万人に激減する。神様がリセットボタンを押して、くれたと感謝するニート。崩壊した東京で呆然とする不動産やは、やるべきことが他になくて、小説を書き始める。初めて生きる意味を考えた生存者たちの壮絶な冒険記。
さらに詳しくいうと。
この人は天才なんだよね。でも天才は時として一般人には理解できない時もあるんだよ。これはそのいい例かな。
地震が起こって、世界が破滅した後の地球。人口は今の十分の一になってしまったのね。で、電気もガスも水道も止まってしまったの。でも、コンビニやスーパーはそのまま残っているから腐りもの以外の食物はけっこう残っているんだよ。そんな中を夢やいろんなものを求めて、さまよい歩くんだよ。
でも、ちょっとわかりにくかったかな。では筋。
1・斎藤高尾
地球が破滅してしまって、落ちた飛行機の中で、人生を振りかえって小説を書いている。大地震で家族が死んだ。アロマという青年と知り合った。109ですごく当たるという占い師を訪ねていった。彼女は恋びとのケンボウを探してくれたら占ってやるという。ケンボウを探しにいく。ケンボウは占い師とヨリを戻してもいいが、それには日清のシーフードヌードルが必要という。それを探しに行くが、人気があるので、中々ない。野菜の交換をしている老人が、漫画家連続殺人犯に売ったといった。そいつは国富という。国会議事堂で、食料を盗もうとして、国富と本気で戦った。
後は、別人の過去とか。
ジェットコースター感は半端ない。でも、ミステリーじゃないから、サスペンス感はない。興味ある人は読んで。

情報。
一日遅れだけど、島田荘子の赤い傘の女は面白かったわ。
雨の夜、赤い傘を車に轢かせて、壊す女がいるというのを、ラジオの投稿で聞いたの。それを、御手洗が次のように解くの。傘を壊したのは、雨に濡れて不自然に思われないため。それは、自分の白い服がずぶ濡れだったから。では、なぜずぶ濡れだったか? それは、洗濯したから。なぜ洗濯したか? ちょっとでは拭き取れないくらい、血で汚れていたから。つまり、そのリスナーの家の近くで、殺人事件があった。
で、調べると、本当にAが殺されていたの。で、隣の部屋でBが白い服で、死んでいたの。赤い壊れた傘をもって。でも、死因は不明。服が泥で汚れていた。
で、いろいろ調べるの。すると、Bは何日か前に、娘が、近くで、傘で襲われて、死んでいたの。そして、指に何かに刺された跡がある。
で、Aは、一週間ほど前に、バスジャックに逢って、一人だけ、途中で逃げだしていたの。そのバスジャックでは、もう一人の女性Cが殺されていたの。
で、途中を省略するけど、Aを殺したのは、Cの娘。
Cの娘は、Aを非難するために、A宅を訪れたの。それは、Cが、Aの代わりに殺されたから。でも、争っていて、Aを殺してしまったの。その時、ハムスターを飼っていて、そのケージにも血と髪がかかってしまったから、ケージを捨てたの。
そして、服を洗濯して、外に出たの。Aの傘を持って。で、外は雨。ちょうど自分の服も濡れている。それで、傘を壊したの。その後、Bに出くわしたの。Bは娘を襲った犯人を捜そうと、襲われた地点で待ち伏せをしていて、Cの娘が犯人だと思って、殴りかかったの。で、足を滑らせて、河川敷で、失神したの。で、Cの娘は、服が泥になってしまったから、Bの服を変えたの。その後、Bは気が付いて、赤い傘にネームがついていたので、その住所に行ったの。そこで、ハムスターに噛まれて、アナフィラキシーショックで死亡。
御手洗は、Cの娘が、Cのお葬式をしている処へ行って、謎を解くの。面白かったわ。

情報。
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