セリヌンティウスの船

6・24(水)
セリヌンティウスの船」小説。石持浅海
この人も必ず買う人なの。で、買ってみました。難しい。超細かいし、微細な描写がしてあって、そして、心理描写もめっちゃ難しい。
筋。まず、ダイビングで死ぬに等しい体験をした5人。その中の一人、美月が一年後に青酸カリを飲んで自殺。みんなで呑んだ後。だけど、瓶の蓋は締まっている。それは他の人を巻き込まないため。でも、瓶は立てていない。
机の上に転がっている。もしかしたら、落ちて割れるかも。その不自然さを300百枚に渡って延々と考えていく。そして、割と早い段階で、出てきたアイデアは、協力者がいた。まず、美月は、あの海で死ぬ決心をした。この点がまずわからない。だから理論は細かく、よくわかるけど、でも、出発点が出発店だから、ちょっとわからない。で、協力者は誰? ちょっと面白い。

情報
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