桜子さんの足下には死体が埋まっている
８・１０（月）
「桜子さんの足下には死体が埋まっている」太田紫織
短編集。
１・美しい人。
主人公の母のアパートの住人Ａが電話に出ない。二日前から。妹のＢがぜひ中に入ってほしいと言ってくる。で、桜子さんと母と三人で行く。中からチェーンがかかっている。それで、壊して入る。すべて中からカギがかかっている。中はすごく荒らされている。Ａが死んでいる。瞳孔が開いている。死因は不明。警察を呼ぶ。主人公は密室殺人を疑うが、桜子はあり得ないと言う。Ａの婚約者が（医者）が来る。Ｂ子が思わず抱き付く。
で、桜子の見解。Ｂ子は婚約者と不倫関係になっている。で、植物園に行こうと言う。Ａ子の財布の中に、植物園の半券があったから。底へ行く。ベラドンナの実がむしりとられている。そこで桜子が言う。ベラドンナの実は、瞳孔が開く。譫妄で暴れる。Ａ子は自殺だ。Ｂ子へのあてつけ。その通り。Ｂ子は医院を辞め、婚約者は自殺した。
２・頭
海岸。心中痛いが上がる。男の右手と女の左手をもやい結びで縛ってある。男の左手には腕時計。右手が利き手。利き手でない手でもやい結びにするのは超難しいと言う。誰かが殺したと推理。司法解剖はなかなかやらない。やったら、やはり、肺の中に水はなく、他殺だった。
３・降霊会。
降霊かいに招かれる霊媒師がつい最近死んだ木下さんの零が降りてきていると言う。こｒを桜子さんは茶番だと見抜く。そして、霊媒師をスタンドカラーの跡から、神父だと見抜く。
で、神父が言う。実は、木下さんが死んだ夜のビデオがある。それに、秘密が映っている。見ると、男と男の絡み合いの映像が映っている、そして、最後に、大木が木下を突き落とす映像が。大木は、喧嘩を仕掛けられて、つい振り払ったら落ちたと言う。でも、すぐに救急車を呼んでいたら、助かったかも。でも、そのビデオから、木下の奥さんは、夫がホモだったと初めて知る。そして、愛していたことも。その後、神父はビデオを警察へ。大木は没落。
感想。降霊かいと聞いたときは唐突だと思ったけど、面白かったわ。
注、このブログが出ないときは、「唐沢通信２」が比較的上に出ているので、そこへアクセスして、中に、リンクが張ってあるので、そこから飛んでね。
