ミッシング

8・20(木)
「ミッシング」本多孝好
「at HOME」以来嵌ってしまいました。短編集です。
第一和の「眠りの海」は「このミス」10位だそうです。
1・眠りの海。
私(50代のおっさん)は、昔、弟が海へ飛び込んで、死んだ。今、私は少年に助けられて、話をしている。
高校の先生だった。A子と親しくなった。A子は私の子供を妊娠した。それが学校にバレ、下ろすことと、分れることを命じられた。
A子の卒業まで半年、別れて、その後付き合うことにした。で、ある夜、A子がドライブに行こうと言った。私は運転した。カーブの所、急にA子がキスをしてきた。そして、ブレーキを踏んだが、間に合わず、車は落ちて、A子は死んだ。私は生き残った。それを少年が謎解きをする。
ブレーキ痕がなかったののは、缶コーヒーの管をブレーキの下に入れたため。A子が顔を寄せ来たのは、眼鏡にカーブの火が映るのを、確認するため。つまり心中したかったのさ。
感想。なかなか鋭い推理で。
2・祈りの灯
妹と同居。妹の友達真由子が来ている。真由子の妹の紀子だと言っている。紀子は5年前、事故で死んだ。で、紀子が乗り移ったと言っている。
で、5年前の事故について、喋る。お父さんは浮気性。母は一人で、二人を育てた。で、ある日、雨。傘を持っていてあげよう。二人は道のこちら側。向こう側に母と男。
妹が走りだして事故。死んだ。だが、私は謎を解く。
妹の手を引っ張っていたということから、妹は目が悪かったんじゃないか。それを、真由子は知っていて、「母が」と言った。目の悪い妹は、トラックに気が付かないで、飛び出した。つまり、私が仕組んだ。なぜ? 妹の世話に疲れたから。
感想。なかなか深い。
3・蝉の証。
主人公の祖母、老人ホーム。同じホームに心配なお爺ちゃんがいる。若い金髪の兄ちゃんがきてから、態度が変。金を毟られているんじゃないか。調べてくれ。事務所で住所を聞いて、保証人の所へ行く。結婚詐欺を二人でやっていた。
金髪の兄ちゃんの写真を見せる。Aだと言う。近所のバーにAが来る。そして、バーに行く。Aが来る。そして、ペラペラと説明してくれる。
電柱に募集の紙。行ったら、おじいちゃんで、バイトを頼まれた。Bこの尾行。疲れたので、変わってくれ。B子に思い切って会う。B子は言う。足が悪い。昔、交通事故で足を怪我。その時から、毎月、送金がある。なのに、最近ない。そしたら、探偵。尾行。すぐに分かった。金髪だし。
で、爺さんにその話をする。爺さんは最近、癌が悪化して、入院。でも、手術は拒否している。するとそこへB子が来る。看病させてくれ。癌の手術をしてくれ。じいさん、手術の決心をする。
感想。A男やB子がペラペラと喋るのが気持ちいい。
3・瑠璃。
面白く、飛んでいる女の話を感覚的に言っているだけ。今一。
もう一つ、泣ける話が。

情報
ECCジュニア先生募集中。ECCはいい。クソ度胸がつく。
ピースボートで世界一周クルーズ。
大正製薬のトクホ、大麦若葉青汁。
アミノでブルーのジュレーム。
快朝酵素
「刑事7人」は面白かったわ。筋。元判事のA(テレビで有名)の妻子が誘拐される。Aは帰る途中、自転車のブレーキを壊されていて、男(西澤)と衝突。警察へ。そこへ、刑事の二人が遭遇。しかし、Aのもとへ、誘拐メールが入ったので、Aは警官の自転車で逃げる。で、主人公たちは不審に思う。別動班に自宅に行ってもらうと、荒らされていて、妻子がいない。で、Aが判決を覆した判例を調べてもらう。すると、西澤の妻子が斎藤に殺されていた。それでも、覚せい剤だたので、心神喪失で無罪。で、斎藤のアパートへ。すると、昔のアパートの家賃が今でも払われていた。それで、Aを拉致した西澤は、斎藤を殺して、Aを昔のアパートへ監禁したと予測。底へ行くと、殺そうとしていた。妻子は倉庫に監禁されていた。