オールド・テロリスト」前半部分

8・29(土)
明日から旅行なので、4日間休みです。
「オールド・テロリスト」前半部分。村上龍
村上龍はすごいと前から思っていたけど、やはりすごい。これは、組織としてのテロリストではない。アメーバ状のテロリストがテロをしては自殺をする話。
そのたびに、現場に居合わせているというのも少々不自然だが、村上龍の筆力は、そんな小さなことを完全にぶっとばしてしまう。
まず、主人公の関口は、週刊誌の契約社員。仕事があるからと5万で仕事を依頼される。松の老人が、NHK西口でテロをすると予告してきたのだとか。そこへ行く。上司のコンタクトを取ってくれた男話していると、若い男が、重油のようなものを巻いて、爆発を起こす。その辺の描写力はさすが。この後、三人の名前で、テロを起こしたので自殺すると、マスコミへファックス。その一人、横尾A子が駒込の文化会館の書道教室へ行っていたので、行ってみる。カツラギという女がいる。この人は、少し変。だけど筆力で、引っ張っていく。すべてのページに謎がある。キャラが立っている。そして、帰るとき、背広のポケットにキニシスギオという老人の名で犯行予告が入っている。松の君とそこへ行ってみる。又してもテロ。植木の刈り払い機を使っていた男が、歩道をはしている自転車の男の首を切り落とす。この辺の描写力もさすが。その後、自殺。でも、松野老人とは無関係らしい。遺書には、祖母が自転車事故で死んだので、復讐したと書いてある。犯人の名は、滝沢。キニシスギオ老人は、滝沢と心療内科で会ったとか、その心療内科には、秋月という医者がいた。関口の子とをしっていた。キニシスギオの一派だ。秋月は、朗々と日本を焼野原にすべきだと言った。だが、滝沢にはそんなことは言ってないとも言った。案内したカツラギは笑っているだけ。
翌日、新宿ミラノ座でイッペリイトガスによるテロ。この時も私は居合わせる。爆発も起き、千人が死亡。主人公たちは、近くのサウナでガスと洗い流す。
主人公の部屋へ。翌日、秋月が自殺。大量の睡眠薬。糸電話の糸が、5センチに記ってあった。
後半は後日。
情報。地球一周ピースボート
8・31日は野菜の日。キューピー。うちも、朝はトマト一つ、レタス三分の一と、キャベツの千切り、四分の一くらいは食べる。その上に、コーンの缶詰、三分の一くらいを乗せるがまた美味しい。