スクラップ & ビルド

9・7(月)
「スクラップ & ビルド」羽田圭介
芥川賞というので、読んでみました。介護老人と一緒に住んでいる若者の話。主人公は今失業中。けっこうまめに老人の世話をしている。世話をしたほうが、早く体力も落ち、死ぬのではないか、と考えているから。でも、そう考えているわりには、怒って、自分の足で歩かせたり、自分で着替えさせたりと、気持ちはその時々で揺れ動く。老人も、結構な役者。いつもは、あるくもの杖をついているのに、誰もいないと、ピザを頼んだり、犬より早く走って逃げたり。面白い。この辺の落差が。

情報。
特保でサラナ。