招き猫事件ノート

「招き猫事件ノート」水生大海
福山バラの町ミステリー大賞から出てきて人だそうで。前にもいたわね。「仮面病棟」だっけ。なかなかレベル高いわね。
で、中には、短編と長編が二つ入ってます。あ、これも、ポプラ社の猫特集で買ったの。
短編は、招き猫がしゃべるようになった経緯から、シングルマザーのママが、男に騙されるばかりで困っていること。さらに猫の中の魂が、前に猫に入っていて、その猫の飼い主が消えて、その彼女を探してほしいと言われるの。で、招き猫と探しているうちに、今つきあっているママの恋びとが、その彼女と付き合っていたことがわかる。猫の話すことを主人公の私がしゃべるので、あまりにも昔のことに詳しくって、怪しいと思われるの。ママの恋び戸に。で、その恋人に殺されそうになるの。実は、そいつは悪人で、前の恋びとも保険をかけて殺していたの。
2・長編。
ママの新しい恋人の娘が誘拐されて、私が身代金運搬人になるの。で、金はタクシーの運ちゃんに渡せと言われる。そいつが犯人。で、渡したら、娘が帰ってきたの。で、招き猫の魂は、今は、黒猫に入っていて、誘拐の現場を見ているの。それから、推理して、犯人をあぶりだすの。友達の父は感づいていたみたい。
というのは、この家は、三人とも母が違って、誘拐された娘の母は、離婚して、変な宗教に入ってしまったんだけど、今は抜けたいと悩んでいるの。ま、その辺がヒント。
感想。今一だったわ。