本所深川ふしぎ草子」続き

「本所深川ふしぎ草子」続き。
5・バカ囃。おとしが主役。茂七の処で、頭のおかしい娘と逢う。人殺しをしたととうとうと喋っている。おとしはとび職の宗吉が好き。その宗吉が女とすれ違う時、覗き混む。さらにある時、おしろいの匂いがした。おとしは泣いて走った。橋で、お吉(頭のおかしい娘)と逢った。「みなバカ囃だ」と言っている。話を合わせた。夕方、後ろから剃刀のようなもので襲われそうになった。振り返ると、美しい男(女装をしている)。そして、剃刀を持った男。その時、呼子の音。茂七が駆けつける。「顔切りま、召し取ったぜ」。さらに茂七は言う。「その美しい男は宗吉だ。おとりになって顔切りまを呼び出してもらったんだ」
宗吉が「御免」と照れ臭く笑った。「このせいで、おしろいの匂いがしたんだ」
感想。強引だけど、面白かったわ。おいてけ堀と同じ発想だけど。

情報
16茶W,効く。